よりアグレッシブになった戦闘民族【アマゾネス】について
こんにちは。
6月3日発売予定である「デュエリストパック―レジェンドデュエリスト編―」の内容が着々と公開されていますね。
「デュエルリンクス」でお馴染み《ワンダー・バルーン》や《フリッグのリンゴ》など魅力的なカードが大量に収録されています。多分魅力的なんです。
更には【真紅眼】の2度目の強化もされており、このドラゴンのキーホルダーもなかなかオシャレ
その中でも今回は、数多の新規を得てウキウキ状態の古参テーマ【アマゾネス】について話したいと思います
目次
「効果全部知ってるし、黒庭ワンキルが見たいだけなんだよ」って方は、目次からそちらへ飛んで頂けると幸いです
そもそもアマゾネスとは
現在のアマゾネスと言えば、フィールド魔法《アマゾネスの里》を張りながら、強制転移などを用いた下級のビートダウン・・・という古代遊戯王も甚だしい戦術を取ります《アマゾネスの里》はアドバンテージを取れる効果なので、新規カードの登場後も一応は採用できるカードです。
唯一、他のテーマでも活躍している某《アマゾネス射出機》
こちらも【インフェルニティ】などのループ系といった、微妙に歪んだデッキでしか採用されていません。
既存アマゾネス
上4体は戦闘を介する効果であり、新規との噛み合いは微妙です。
下3体が重要であり、特に《アマゾネス女王》《アマゾネス・スカウト》の相性が良いです。
女王は場にいるアマゾネス全員に戦闘耐性の付与。
スカウトはフリーチェーン効果で、リリースするとその時、場にいたアマゾネスにモンスター効果の対象耐性+効果破壊耐性が付与されます
スカウトが弱いのではなく、ミセラサウルスが強いのです。
こちらは最近発売されたコレクターズパック2017にて登場しました。
自分から特殊召喚できる唯一のアマゾネスであり、召喚権が被ることなく展開できるという点で評価できます
この中でも特に《アマゾネス転生術》の相性が最高です。
これらの理由は、新規アマゾネスの紹介で説明していきます。それではどうぞ👇
新規アマゾネス
今回、あらゆる方向からの【アマゾネス】強化のおかげで、従来と全く異なる戦術を取ることが可能になりました
その①「万能サーチ」
《アマゾネスの叫声(アマゾネス・コール)》
速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
① デッキから「アマゾネスの叫声」以外の「アマゾネス」カード1枚を手札に加えるか墓地へ送る。
② 自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、 自分フィールドの「アマゾネス」モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスター以外の自分のモンスターは攻撃できず、対象のモンスターは相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。
要するに全アマゾネスカード1枚をサーチできるよって効果です。アマゾネスにおける根幹とも言えるカード。
これまでサーチが効かなかった「アマゾネス魔法罠」もサーチできるようになりました。
②の全体攻撃も非常に強く、こちらも後述しますが新規《アマゾネス王女》、及び《ブラック・ガーデン》による半無限ループワンキルが可能に。【アーチャーワンキル】といい、アマゾネスはループと無駄に縁がありますね
このカードによるサーチ先として、同じくデッキの核となるカードがこちら👇👇
その②「展開力」
《アマゾネス王女(プリンセス)》
効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1200/守 900
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
① このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「アマゾネス女王」として扱う。
② このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。 デッキから「アマゾネス」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
③ このカードの攻撃宣言時にこのカード以外の自分の手札・フィールドのカード1枚を墓地へ送って発動できる。
デッキから「アマゾネス王女」以外の「アマゾネス」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。
サイズの小さいエアーマンですね。
前述の《アマゾネスの叫声》をサーチすることで、間接的に全てのアマゾネスカードを持ってこれます。
《アマゾネス転生術》により、相手ターンに破壊→蘇生することで相手ターンにサーチ効果を発動できます。除去を避けられるのが強みですね
更に、この《アマゾネス王女》に《幽鬼うさぎ》を打たれた際のケアとして、
アマゾネス版のリビデとも言える《アマゾネスの意地》をサーチしておくことで、返しのターンでサーチ効果を発動できます。
問題なのは③の効果。ターン1制限がありません。
つまり前述した《アマゾネスの叫声》の墓地効果を使って全体攻撃を付与すれば、③のリクルート効果により、相手のモンスターの数だけ次々とアマゾネスを展開することができます。
なお、守備表示でリクルートするので、追撃出来ないのは注意。
リクルート先として、これらは相性が良く
・《アマゾネス女王》ならば戦闘耐性
・《アマゾネス・スカウト》ならばフリーチェーンでモンスター効果の対象耐性+効果破壊耐性を得ることができ
・《アマゾネスの射手》ならば1200バーンでのゴリ押しキルなどに役立ちます。
また、最初の方で相性が微妙と言っていた
《アマゾネスの剣士》、こちらは高打点へ特攻しライフを焼き切る手段として申し分ないです。
しかしそれ以外での活躍が乏しいため、《アマゾネスの射手》と共にピン刺ししておくのが良さそうですね。
サーチ効果により《アマゾネスの叫声》をサーチ→そのまま発動して
これらのカードをサーチし、《アマゾネスの叫声》の墓地効果(全体攻撃付与)と合わせれば
・《アマゾネスの闘志》なら相手の打点2200以下が全滅
・《アマゾネスの呪詛師》なら相手依存ではあるものの、高打点を得つつ全体攻撃が可能に。
呪詛師に至っては壊獣など良いんじゃないでしょうか
名前が《アマゾネス女王》になるのは、そいつを素材とした融合体がいるので、その素材になれるよってことです。今のところ融合ギミックを組み込むのは難しそう
総じて【アマゾネス】にとって絶大な安定剤となる効果であり、
・アマゾネスカードのサーチ
・アマゾネス1体のリクルート
・(叫声をサーチしておけば)全体攻撃
を1枚でこなせてしまうため、いかに《アマゾネス王女》を素早く場に出すかが重要です
その③「コスト兼壁」
《アマゾネスペット仔虎》
効果モンスター
星2/地属性/獣族/攻 500/守 500
このカード名の②の効果は1ターンに1度しか使用できない。
① このカードのカード名は、フィールド・墓地に存在する限り「アマゾネスペット虎」として扱う。
②このカードが手札・墓地に存在し、 自分フィールドに「アマゾネス」モンスターが召喚・特殊召喚された場合に発動できる。このカードを特殊召喚する。
③ このカードの攻撃力は、自分の墓地の「アマゾネス」カードの数×100アップする。
かわいい。アマゾネスが場に出ると追加で出てきます。
前述の《アマゾネス王女》の③のリクルート効果のコストにすると、出したアマゾネスに反応して自己再生するのでお得です。
手札・墓地に無くても、相手の場に2体以上モンスターがいれば、王女と叫声により
①1回目の攻撃で仔虎を出す
②2回目の攻撃で、出した直後の仔虎をコストにして別のアマゾネスを特殊召喚
③仔虎の効果で自己再生
というように場に出せます。
このように、容易に展開できることから、先程の《アマゾネス転生術》との噛み合いも良いです。「アマゾネス」
モンスターの総数を簡単に増やせるので、蘇生数も増やせますね。
しかし「③の上昇効果も合わせても、元の打点が低すぎて本当にただの壁にしかならない・・・」
という欠点を補いつつ、アマゾネス全体の除去能力が大幅に上がるカードも登場です👇
その④「除去&展開」
《アマゾネスの急襲》
永続罠
① 1ターンに1度、自分・相手のバトルフェイズに発動できる。 手札から「アマゾネス」モンスター1体を特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃力はターン終了時まで500アップする。
② 自分の「アマゾネス」モンスターが相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。 その相手モンスターを除外する。
③ フィールドのこのカードが破壊され墓地へ送られた場合、 自分の墓地の「アマゾネス」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。
場にある限りアマゾネス全員が、強烈な除去効果である《十二獣ヴァイパー》になります。例に出すカードを強くすると、強く聞こえる現象です
更に①の効果はバトルフェイズ限定ですが、壁の生成もしくは追撃が行えます。加えて、簡単に場に出る《アマゾネスペット仔虎》が触りづらい壁となる点も良いですね。
《アマゾネス王女》でサーチし、リクルート効果で《アマゾネス女王》を出せば、戦闘破壊されない十二獣ヴァイパーという地獄みたいな場に。
そして破壊されればアマゾネス1体の蘇生と、かなり盛りだくさん。相手のコズミックサイクロンに大活躍されます
黒庭ワンキル
《テラ・フォーミング》《ブラックガーデン》《盆回し》の中から1枚と、《アマゾネス王女》《アマゾネスの叫声》《増援》の中から1枚、計2枚+手札コスト1枚によるワンキルです (先行では不可能。後攻に限る)コストは手札・場のカードの中からなら何でもいいので、実質手札2枚で成功できますね
※この動きは拾い物ですので、割と知名度も高いかと思われますが、一応という形で紹介します。
① まず、《ブラック・ガーデン》(以下黒庭)を発動し、《アマゾネス王女》を召喚します。黒庭チェーン1→王女チェーン2で処理を行い、叫声をサーチ→王女の打点が半分の600になり、トークンを相手の場に特殊召喚。
② 叫声を発動し、《アマゾネスの闘志》サーチ
④バトルフェイズ。王女でトークンに攻撃宣言
⑤王女の効果で手札・場の中から1枚をコストに適当なアマゾネス1体を特殊召喚
⑥黒庭の効果により相手フィールドに2体目のトークンを特殊召喚
⑦トークンに攻撃。闘志により、打点が負けている王女の打点が1000アップの1600となり、ダメージ計算に入る
⑧ 800の戦闘ダメージを与える
これにより、デッキ内のアマゾネスの数だけ攻撃を繰り返すことが可能となり、途中で《アマゾネスペット仔虎》を出せば、場のアマゾネスの数が増えます。
800×7=5600ダメージを与えて残り2400になれば、最後に黒庭をコストに《アマゾネスの射手》を出し、射出効果を2発使って2400ダメージでワンキルです。
ワンキル出来なくても、王女で要らないカードをコストにし続ければ、簡単にアマゾネスを4~5体並べることも可能です
レシピ(例)
あくまで例です。
(モンスター)
アマゾネス王女×3
アマゾネス・スカウト×2
アマゾネス女王×3
アマゾネスペット仔虎
アマゾネスの射手
アマゾネスの剣士
アマゾネスの斥候
灰流うらら×3
幽鬼うさぎ×3
(魔法)
アマゾネスの叫声×3
アマゾネスの里×2
アマゾネスの闘志
テラ・フォーミング×3
ブラック・ガーデン×3
ツインツイスター×2
死者蘇生
増援
ハーピィの羽根帚
(罠)
アマゾネスの急襲×3
アマゾネス転生術×3
こんな感じでしょうか。
《アマゾネスの斥候》は、王女が《幽鬼うさぎ》や除去を食らうなど「攻撃宣言出来なくて③のリクルート効果を使えない!」といった状況で、斥候の自爆特攻→《アマゾネスの里》のリクルート効果で、王女を無理やり引っ張ってくる役割を果たします。
先行では、王女や叫声で「王女+《アマゾネスの急襲》+α」という盤面を目指し、隙あらば《ブラック・ガーデン》を張ってワンキルの用意、出来なければ《アマゾネス転生術》などで除去を避けつつ、蘇生した王女でのサーチと常に王女を出せるよう後続を握っておくことが重要です。
まだまだフワフワした構築なので、発売後次第ってところですね。他にも相性の良いカードなどあれば、ツイッターやコメントなどで教えて頂けると幸いです。
総評
昔のテーマの強化にはド汎用サーチが必ずと言っていいほど付いてますね。そんな中でもアマゾネスは2種類のサーチが貰えて、展開手段も豊富とかなり恵まれた新規ではないでしょうか。
6月3日発売予定「デュエリストパック―レジェンドデュエリスト編―」、是非買いまくって【アマゾネス】を組んでみては如何でしょうか
回し者じゃないのでRTされると嬉しいです
よりアグレッシブになった戦闘民族【アマゾネス】について - くもまもの
— オオニシ (@soospsp) 2017年5月18日
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ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
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