こんにちは。
今期は【SPYRAL】が溢れんばかりの猛威を振るっていますが、個人的に好きなテーマ【PSYフレーム】、去年10月から今年9月までに比べると割と戦いやすくなりました。
というわけで、今回は当時のトップシェアを振り返りつつ、【PSYフレーム】にとって何が戦いやすくなったのかについて説明していきたいと思います。
「ドライバー」が「フレームギア」を使いこなす戦術は、「ダンディ」が「スパイラルギア」を使いこなすのと似た何かを感じますね。余談でした。
PSYフレームのカード毎の紹介をしています。是非どうぞ
経歴
2016年10月~2017年3月
・対十二獣:ドランシアにより《PSYフレーム・サーキット》が爆発するので死亡
・ひたすらに守備表示で展開され、出した《PSYフレームロード・Ζ》が逃げられず、好き放題される(Ζは攻撃表示のssされたモンスターと一緒に除外される為)
・流行だった《幽鬼うさぎ》によりサーキットが破壊される
2017年4月~
・ドランシアが消え、メインギミックでのフリーチェーン破壊が消えたことで、サーキットが維持されやすくなる
・が、【真竜】の台頭により《コズミック・サイクロン》がメイン採用され始め、サーキットが宇宙に飛ばされる
・フリチェ破壊を擁する《真竜剣皇マスターP》により、サーキットが破壊される。何がピースだ
・「継承」「使徒」の墓地効果によりサーキットが破壊される(魔法の発動を止める《PSYフレームギア・δ(デルタ)》は、既に張られたドラゴニックDや墓地効果といった効果の発動を止められない)
2017年7月~
・マスターPが制限になる。が、ほぼ変化なく、無情にも真竜剣皇の剣が振り下ろされる。何がピースだ
・恐竜に対しては地力勝負なら、ミセラサウルス耐性がバトルフェイズには届かないので、攻撃を止める《PSYフレームギア・β(ベ-タ)》で凌ぎつつカウンターできる。
・しかし健在である《コズミック・サイクロン》、更にはドラゴニックD制限の影響か《盆回し》の採用により、サーキットを張ることすらままならなまならなま
と、ここまでは見るのも辛く、地獄とも言えるトップシェアからの弾かれっぷりですが・・・
来たる今年10月〜
右も左もドローン飛ばしてトップ操作、対【SPYRAL】との兼ね合いを見てみます
〜良い点〜
・【真竜】が消えたことで《コズミック・サイクロン》のメイン採用が無くなり、サーキットの安全性が保証される
・《PSYフレーム・ドライバー》を特殊召喚する特性上、デッキに触る機会が多く《SPYRAL GEAR―ドローン》のトップ操作を回避できる
・リンクモンスターでの展開を行うため、守備表示で展開されることが弱点だった《PSYフレームロード・Ζ》を飛ばしやすくなった
・モンスターだけでなく魔法発動での初動も多いため、ガンマ(モンスター無効)だけでなくデルタ(魔法無効)を打てるシーンが多く、《PSYフレームロード・Ω》に繋げやすい
〜悪い点〜
・《SPYRAL RESORT》を張られている場合、「ダブルヘリックス」などが対象に取られない為に《PSYフレームロード・Ζ》で除外できない (ヘリックス+グレースから展開した、SPYRAL以外のリンクモンスターを対象にすることで一応は回避できる)
・《盆回し》がとんでもなく厳しい。《盆回し》自体を止めようにも、「ドライバー」「フレームギア」が揃った所を狙い撃ちされる
・《SPYRAL―ボルテックス》が有り得ないくらい強い。アレルギー。一度降臨すると泡を吹いて崩れ落ち、デッキも一緒に崩れ落ちる。引くことすら出来なかったラー玉が、壊獣が、拮抗が、走馬灯となり脳を駆け抜け、トラウマとなって「耐性持ちフリーチェーン破壊」に強い恐怖と憎悪を抱くようになる。
と、ここまでがSPYRALを相手にした際の強い点と弱い点です。
怖いのが《盆回し》と《SPYRAL―ボルテックス》であり、
ボルテックスは《PSYフレーム・マルチスレッダー》でサーキットの破壊を防ぎながらブラックローズで全破壊、などの対策が挙げられます。
が《盆回し》に至っては「破壊」でもなく「サーチ」でも無いため、マルチスレッダーや灰流うららでも止められません。
盆回しにどう対応するのかが課題とも言えます
対SPYRAL独自の構築や動き、先後の選択など
続いてSPYRALを相手にする際のプレイングや構築、更に先攻後攻どちらを取れば?などを紹介します。
・SPYRALに対しては召喚反応の「アルファ」が強く、リンク召喚に上手く刺さる《PSYフレームロード・Ζ(ゼ-タ)》をシンクロ召喚でき、後続もサーチできるので
①相手リンクss時にアルファ効果
②ドライバーssして次のフレームギア(ガンマなど)をサーチ
③サーキット効果でゼータをシンクロ召喚
④ゼータ効果で相手リンクを除外→場が空く
⑤サーチしたフレームギアで更なる妨害
といった具合に、アルファからでもリンク展開を妨害し続けられます。
またダンディのサーキット破壊にアルファをチェーン発動することで、
①アルファとドライバーを特殊召喚し、マルチスレッダーをサーチ
②サーキットの破壊時に、サーチしたマルチスレッダーを代わりに捨てる
③7シンクロ(ゼータ、ブラロ)でカウンター
この動きの強い点は単にダンディを回避するだけでなく、ドローン+ダンディによって確定したトップを乱す事ができます。
構築
罠無効のε(イプシロン)以外のフレームギアはフル投入ですが、重要なのは「ドライバー」と「マルチスレッダー」の枚数です。
SPYRAL側はダンディをほぼ確実に起動し、サーキットを粉砕しようとします。それに耐える為「マルチスレッダー」を3枚にすることで、サーキットを守り通せる可能性が大幅に上がります。
また、《おろかな副葬》から落とせるPSYフレームの切り札《PSYフレーム・オーバーロード》を墓地に置いておくだけで
①破壊効果にチェーンして墓地効果を発動
②「マルチスレッダー」をサーチ
③処理時にマルチスレッダーを身代わり
という独自の動きもあるので、「マルチスレッダー」の枚数を増やすことがメリットにも繋がります。
逆に「ドライバー」は2枚に留めることで、「ドライバー」を素引きするよりも「マルチスレッダー」を素引きした方がマシ、むしろ強いという訳です。
《ライオウ》《溶岩魔人ラヴァ・ゴーレム》の採用
《ライオウ》は立てておくだけで、SPYRAL側はダンディ•タフネスの素引き以外では突破出来ず、仮に突破されたとしても場が空くので、PSYフレームにとってメリットとなります。
《ラヴァ・ゴーレム》は、PSYフレームでは殆ど召喚権を使わないので、召喚不可のデメリットを気にする必要がありません。
更に渡した次のスタンバイに発生するバーン効果を「ガンマ(モンスター無効)」で破壊しながら、《PSYフレームロード・Ω》に繋げることも可能。
踏むモンスターとしては《ボルテックス》《ヘリックス》で、《トライゲート》《ボルテックス》《マルチワイヤー》を同時に瓦解させることができるパワーカードとなります。
《ライオウ》《ラヴァ・ゴーレム》は非常に強いですが、PSYフレームによく採用されている《カードカーD》との召喚権の兼ね合いもあるので、散らして採用したりサイドデッキに分散させるのも良いかもしれません。
先後の選択
SPYRALに対しては先行が安定です。というのも、PSYフレームではフレームギアの存在から後攻でも何とかなりますが、踏み越えられた際に敷かれた盤面を返す方法がありません。
「ラヴァ・ゴーレム」「ラー球体」などもありますが、それらに頼るのは現実的でなく、それならば先行を取って《カードカーD》や《ライオウ》などを出し、有利な状態でゲームを進める方が現実的だと言えます。
まとめ
以上がPSYフレームにおける【SPYRAL】に対しての強い点と弱い点、及び意識すべき事柄です。SPYRALのメインギミックではボルテックスの除き、展開過程でこちらの盤面に触ることが難しいので、墓地リソースを常に意識しつつ場を常に空にすることが何より重要です。これだけでプレッシャーを与えられるので。
近年において今期はかなり安定した動きができる【PSYフレーム】、興味があれば是非組んでみては如何でしょうか。
それでは解説を終わります。ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
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— オオニシ (@soospsp) 2017年10月6日
今期のPSYフレームについて - くもまもの https://t.co/Pw6k4Y7dgd
割といけそうと思いました(希望) pic.twitter.com/QhaeoVA93B
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