こんにちは。
お題箱よりリクエスト「【超重武者】について」
https://odaibako.net/detail/request/ca93aa38b151477eb0d449faafd923b5
を、ほんのちょっとだけ語ろう・・・
と思っていたのですが、超重武者といえばもはやオーパーツ。過去の遺産。レガシー。歴史上の偉人。
にも関わらず
「超重武者ってな〜んだ?」
「ちょうじゅう・・・? ああ、これの事ですよね」
それ・・・
それって・・・!
まあ、そんな具合にさっぱり分からないですよね。書いててさっぱり分かりません。なんやねん鳥獣戯画
もはや一言二言では語り切れないのでは??と感じたので、今回はかなり細かく
「超重武者ってなんだよ」
という疑問を綺麗さっぱり解決します
即ち現代版『解体新書』とも言うべき、その、細かい、ん? なんだ解体新書って
目次
動きを知りたい方は、すっ飛ばして「基本的な動き」からご覧下さい。
超重武者について
ざっくり言うと
・「墓地に魔法罠が存在しない場合」の条件が多く、フルモンスター構築が一般的
・展開手段が多く、シンクロモンスターが主力 (現在はミセスレディエント、ハリファイバーなどの豊富なリンクモンスターも)
・主力モンスターは全員「(守備力を攻撃力として扱い)守備表示で攻撃できる」効果を持つ
・↑それゆえに、打点を上げる効果は全て守備力が上昇
超重武者の種類
超重武者には・超重武者
・超重武者装留(ソウル)
・超重○○(シンクロモンスター)
と3種類。「超重○○」には「ルール上、このカードは超重武者カードとして扱う」とかいう謎の救済措置があるのでサポートも共有、安心ですね
まずは「超重武者装留」について
全員低ステータスで、かつサポートに徹した効果を持っています。
共通効果は「手札・フィールドのこのカードを装備扱いとして、超重武者1体に装備できる」。手札からでもOKなので簡単にくっつけますね。ラストリゾートです
と、その「超重武者装留」をサーチできる超重武者
「ダイ-8」は守備で攻撃できる唯一の下級なので、単体でも活用できます。また守備で殴れる超重武者全般に言える事ですが、永続効果なのでバグースカがいてもアタッカーとなれる稀有な特性です。
「ダイ-8」は下級なので、バグースカ状態でも積極的に攻撃できるのが魅力ですね。
若干回りくどいサーチャーですが、 これ1枚で全「装留」にアクセスできるので非常に有用です
それでは、そのサーチ先「超重武者装留」です
・「ダブルホーン」
2回攻撃の付与。超重武者は打点が高いものが多く、ワンキルまで持っていける性能を秘めています
地味にユニオン同様の解除効果が備わっており(名称ターン1)、レベル1なのでシンクロ・リンク素材に重宝します
・「ファイヤーアーマー」
手札から捨てると800ダウン&破壊耐性を付与。エンド時まで続くので非常に強固となり、ダメージステップでも発動できるのが魅力。
装備した場合はレベル5になります。ハリファイバーやら何やらでシンクロする際に便利…便利?
・「ビッグバン」
装備すると1000パンプ。しかし重要なのは墓地効果で、バトルフェイズ中の効果発動を牽制できます。しかし全く刺さらない場合もあるので要調整
・「バスターガントレット」
超重武者の戦闘時に手札から捨てると、その守備力をエンド時まで倍にします。先ほどの「ダブルホーン」と組み合わせれば容易にライフを削り取れるんですね。
〜以下の2体はデッキの核〜
・「イワトオシ」
場から墓地へ行くだけで「超重武者」をサーチ(ターン制限無し)。各種素材にしたり、装備カード扱いからでも発動できます。「ダイ-8」でサーチすべき最優先の一つ
「ダイ-8」から「イワトオシ」と相互にサーチしあえ、超重武者のエンジンとも言えるサーチャーです。
装備した場合は貫通付与。リンクモンスターが増えているのでオマケ程度。
・「チュウサイ」
装備モンスターをリリースすることで、レベル指定無しで超重武者をリクルート(名称ターン1)。
「ダイ-8」からサーチすることで、実質全ての超重武者に入れ替えられます。
「ダイ-8」でサーチすべき最優先の一つ
上記の「イワトオシ」にこのカードを装備して効果を使えば、リクルートと「イワトオシ」のサーチが行えて相性抜群です
展開要員の超重武者
続いて展開手段となる超重武者です
・「テンB-N」
ちょっと厳しめのサイバードラゴン効果。返しでたま~に使えそう
召喚・特殊召喚時にレベル4以下の超重武者を蘇生(名称ターン1)。これにより先程の「イワトオシ」「ダイ-8」を蘇生して更なるアドバンテージを獲得できます。
また、「イワトオシ」+「チュウサイ」のリクルート先として「テンB-N」を出せば
①イワトオシのサーチ
②テンB-Nでイワトオシを蘇生
③並んだ2体を各素材に展開
まで行けます。
全てが地属性なので相性の良い「ミセスレディエント」は勿論、何と言っても極端に少ない制圧力を「バグースカ」で補うこともできますね。
更に「装留」サーチマン「ダイ-8」であれば、1枚で
「チュウサイ」「テンB-N」経由でバグースカを立てることも可能です。この動きは「イワトオシ」を絡めていないので、後続が無いのが欠点です
・「ジシャ-Q」
超重武者版ブリキンギョ。
超重武者でありながらレベル4なので「ギアギガントX」を立てることもできます。大半はバグースカになりそうですが。
・「カゲボウ-C」
墓地効果により、使い切りの対象耐性を確保できます。
場の効果で手札の超重武者を出して、墓地効果でそれを守る、といった感じでしょうか。
メインアタッカー
上記の「カゲボウ-C」及び「チュウサイ」で場に出せる大型アタッカーも存在し、・「ビッグベン-K」
守備力3500、実質3500打点のバケモノ。
自身だけでなく場の超重武者全員に「守備状態で殴れる」効果を付与するので、地味に守備力の高い「テンB-N(1800)(ns、ss時に釣り上げ)」、「ジシャ-Q(1900)(ブリキンギョ効果)」なども攻撃に参加できます。
しかしレベル8である以上、先程の「カゲボウ-C」、レベル指定なくリクルート可能な「チュウサイ」以外で出すのが難しく、最悪不採用でも充分戦えるので、ハイリスク・ハイリターンといったカードです
・「ヒス-E」
「ビッグベン-K」と違って1体のリリースで召喚でき、2800打点なので小回りが利くアタッカーと言えます。
Pスケールは1で、「超重武者しかP召喚できない」とかいう古代ペンデュラム制約を内蔵。
メインアタッカーではあるものの、出すのに多少手間がかかるので「ビッグベン-K」と同じく採用は要検討。
チューナー
レベルは1と2に分かれており、いずれも使い方が異なるので、構築段階で採用するカードを決めておきたいですね・「ホラガ-E」
ポンと場に出せる、一番使い勝手の良いチューナーです。
しかし出した後は「超重武者以外のss不可」という制約があるので、超重武者以外のモンスターは「ホラガ-E」の前に展開したいところ。
・「タマ-C」
相手モンスターを素材にシンクロ召喚できます。
後述の超重武者シンクロモンスターはレベル5〜10と12がいるので、相手のレベル3〜8と10のモンスターを吸えますね。
起動効果故に隙が大きいですが、レベルが大きい「壊獣」との相性はピッタリです。
・「ツヅ-3」
フィールドで破壊されるとレベル指定なく超重武者を蘇生。
効果はともかく、貴重なレベル1チューナーなのでシンクロ素材等に活用できます
・「コブ-C」
超重武者が相手を戦闘破壊したバトルフェイズ中に、場の自身を素材にシンクロ召喚が行えます。
攻撃を終えたモンスターを素材にすることで追撃も可能。
墓地効果は「発動後、超重武者以外のss不可」「名称ターン1」「対象は超重武者Sモンスターのみ」という縛り付きレベル・スティーラー。
蘇生後にその超重武者Sモンスターで戦闘破壊すると、そのまま場の効果でシンクロ召喚が行えます。
自身はレベル2なので、レベル1つ上の超重武者Sモンスターに入れ替えて追撃と、非常にアグレッシブな動きができますね。
シンクロモンスター
全員が墓地に魔法罠があると効果を発揮しづらい性能です。主なアタッカーの大半はシンクロモンスターに頼るので重要な存在ですまた最初の「ムサ-C」を除き、全員が「機械族チューナー+チューナー以外の超重武者1体以上」という素材指定
※最後の「テツド-O」は「機械族チューナー+チューナー以外の超重武者2体以上」
・「ムサ-C」
S召喚時に墓地の機械族モンスターを回収。
「テンB-N」で「ツヅ-3」を蘇生しシンクロ召喚すれば、その「テンB-N」を回収できるので後続も確保できます。
効果が盤面に左右されず、他のシンクロ召喚に繋げやすいので「とりあえず」出しておけるのが強みですね。
・「シュテンドウ-G」
S召喚成功時に「ハーピィの羽根帚」を放ちます。
容易に出せるレベル2チューナー「ホラガ-E」と、「テンB-N」「ダイ-8」「ジシャ-Q」「イワトオシ」等のレベル4超重武者でシンクロ召喚しやすく、バックを一掃するので返しに持ってこいですね
上記の通り【超重武者】では一番出しやすいレベル帯で打点も2500と高いので、効果を使わなくともアタッカーとして機能します
・「シノビ-A・C」
レベル7なので、先程の「シュテンドウ-G」とそのレベルを下げて蘇生された「コブ-C」が一番多い組み合わせです。
直接攻撃効果は確実に1400を通せるので、最後のダメ押しに役立ちそう
効果破壊された際の自己再生は有用で、相手に破壊以外での除去を強要できます。
・「サルト-B」
サイクロン+500ダメージを内蔵。居座るだけでフィールド魔法や永続カード、Pカードをバリバリ割れます
「シュテンドウ-G」と比べると破壊範囲で劣りますが、こちらは毎ターン発動できるので差別化が図れますね
レベル8なので「シュテンドウ-G」+「ホラガ-E」等レベル2チューナーが出しやすい印象。
・「キュウ-B」
特殊召喚された数×900パンプ。上昇値は最大5400で合計打点7900まで跳ね上がりますが、現実的に3〜4体が限界でしょうか
高打点への対策としても、打点倍化の「バスターガントレット」を擁しているので、あまり出す機会も無いでしょう
・「スサノ-O」
シンクロモンスターで初めて登場した超重武者。雑な打点の高さといい、古き良きオーラを感じます。
フリーチェーンで相手の墓地の魔法罠を奪えるので、「ブラックホール」「羽根箒」「神の〇〇系罠」「おろまい」等の汎用カードを奪いたいところ。
レベル10と少し重いですが、「テンB-N」で「イワトオシ」などレベル4超重武者を蘇生した後に「ホラガ-E」をssすれば簡単に出せます。
相手とシンクロ召喚するレベル2チューナー「タマ-C」+「壊獣ガメシエル」でも良いですね
・「テツドウ-O」
レベル12でチューナー以外に「超重武者」2体を要求します。
効果自体は何とも微妙で、どちらの効果も起動効果ゆえに使い勝手が悪い印象。
レベル12なので「タマ-C」+「壊獣ジズキエル」で出すことは出せます。出すのでしょうか?
その他の超重武者
残りは・直接攻撃に反応する超重武者
・下準備なく出せる超重武者
です。
直接攻撃に反応する超重武者
全ての効果が受動的であるので、採用枚数0でも何とかなります。「イワトオシ」によるサーチがあるので、防御用にピン刺し等でも大丈夫でしょう。・「グロウ-V」
どこから墓地へ送られてもトップ5枚を確認できます。ドローンのよう
直接攻撃された際にトップの超重武者を加えつつその打点を0にする、擬似リンクリボーといった使い方が出来ます。トップ操作によって欲しい超重武者を置きたいところ。
・「ココロガマ-A」
ダメージを受けるとss、更にそのターンは破壊耐性を獲得と非常に堅いです。「イワトオシ」のサーチ先として1枚刺しておくと、生存する可能性が若干上がりますね
・「オタス-K」
戦闘するモンスターの守備力に別の超重武者の守備力をプラスする、超重武者版援護射撃。
同じ条件で2体並べることなく倍化が可能な「バスターガントレット」が存在し、墓地効果も受動的なので優先順位は低めの印象です。
基本的な動き
基本的には先行でバグースカを立て、後攻2ターン目以降で一気に殴りかかる【EM魔術師】じみた動きをしていきます。また「テンB-N」の釣り上げ、「イワトオシ」と「ダイ-8」のサーチ、「チュウサイ」のリクルートにより毎ターン後続を確保でき非常に粘り強く、長期戦においてもある程度戦うことが可能です。
・先行でバグースカが成立する組み合わせとして、
黒線で繋がれた組み合わせならば、バグースカ及びランク4に向かうことが可能です。15枚中から2枚が揃えばいいので、確率は非常に高いですね。
「ダイ-8」1枚でバグースカの動きは、目次より「展開要員の超重武者」のところで説明しています。
見直すと分かりやすいかも
・「テンB-N」で「イワトオシ」でなく「ダイ-8」を蘇生することで、後続を確保しつつランク4に向かえます。
本来エクシーズ素材にするとサーチ効果が使えない「イワトオシ」を「ダイ-8」経由で装備カード状態にすることで、装備から外れてサーチ効果を使用できます。
これにより後続の超重武者を、状況に応じてサーチしながらランク4が立てられるという訳です。
・「チュウサイ」+「イワトオシ」によるゴリ押し超打点
「チュウサイ」のレベル指定無しリクルートを利用し、大型アタッカー「ビッグベン-K」を出しながら「イワトオシ」で「超重武者装留」をサーチする動き。
ライフを大幅に削り取れるので、攻撃力のみを0にするリンクリボーだけが棒立ち、などのショボい盤面に対して非常に有効です。
デッキレシピ
大雑把にレシピです。まだまだ練れると思います。・《超重武者ダイ-8》×3
・《超重武者ジシャ-Q》×3
・《超重武者テンB-N》×3
・《超重武者ヌス-10》×2
・《超重武者ホラガ-E》×2
・《超重武者ツヅ-3》×1
・《超重武者ヒキャ-Q》×1
・《超重武者ビッグベン-K》×1
・《超重武者ココロガマ-A》×1
・《超重武者装留イワトオシ》×3
・《超重武者装留チュウサイ》×3
・《超重武者装留バスター・ガントレット》×2
・《超重武者装留ダブル・ホーン》×1
・《灰流うらら》×3
・《幽鬼うさぎ》×3
・《増殖するG》×2
・《ドロール&ロックバード》×2
・《PSYフレームギア・γ》×3
・《PSYフレーム・ドライバー》×1
「ダイ-8」「ジシャ-Q」「テンB-N」「イワトオシ」「チュウサイ」はデッキの核であるためフル投入。その他チューナーや条件無しにss可能な超重武者は散らして採用、残りを手札誘発で固めた感じです。
「ガンマ」の採用理由としては、「チュウサイ」が装備モンスターをリリースして発動するため場が一時的に空くので、そこに打たれた「G」や「うらら」をケアできると美味しい、といった理由ですね
何より大切なのがフルモンスターであることに加えて、メインギミックでの妨害性能が皆無であるため、手札誘発が非常に重要という訳です。
エクストラデッキの必須枠としては
・「バグースカ」が2〜3枚
・レベル6シンクロ「シュテンドウ-G」2〜3枚
・「ミセスレディエント」
あとは「超重武者シンクロモンスター」を1種類ずつの採用で充分でしょう。元々「バグースカ」以外のエクストラモンスターはあまり使わないので、枠に結構な余裕があります。
総評
如何でしたでしょうか。蓋を開けてみると、意外とサーチも豊富で「やりたいこと」がやりやすいテーマだと感じています。
もはや【超重武者】というより【バグースカビート】に改名しても違和感のない頼りっぷりです。仕方ないですね。バグースカ強いですし。
以上で紹介を終わりたいと思います。長々と読んで頂き、ありがとうございました!
RTされると嬉c
はてなブログに投稿しました #はてなブログ
— オオニシ (@soospsp) 2017年10月30日
超古代テーマ【超重武者】について - くもまもの / https://t.co/FKZGApUfYU pic.twitter.com/fR26y7MbAz
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