テーマとしての【サイバース族】その現状と欠点について
サイバース族・・・
※注意事項として、この記事は「サイバース族ってどうしようもないんやで」などといった誹謗中傷を促すことが目的ではなく、あくまでも現状における欠点を挙げて参考及び今後に活かすことが目的であるため、何というか、そういう事である。
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ある日の仕事や学校、アルバイトなどが終わったとする。解放感に満ちている。
「疲れた。ツイッターでも見るか」
さあ期待に胸を膨らませる。が、ここで
「このカードでサイバース族を超強化だ!」
と銘打たれた文字列を見る。
どうだろう? 嬉しいだろうか。効果云々の前に、最初に湧き上がる感情。それは
「またか・・・」という落胆
テキストを読む前から漂う弱いやろなぁ感。即ち「サイバース族」への圧倒的な舐めである。
「舐めている」と表現すると、まるでサイバース族が実は強いかのような誤解を招いてしまうが、
弱いのだ
サイバース族は、めちゃくちゃ弱いのだ
「いや、弱いってことはない。剣闘獣くらいになら勝てる」などという批判は捨て去ってほしい。剣闘獣に勝って嬉しいだろうか?
本題
いずれにしても本記事の題名通り「テーマとしてのサイバース族の欠点」を書いていこうと思う。
が、ひとまず先程【剣闘獣】へ大量の火種を撒いてしまったことを謝罪したい。
ごめんなディエカリィ。ん? ディカリィエ? ディエリカェ? とにかくごめんな。二回攻撃するやつ。
《剣闘獣ディカエリィ》
さて、前述した「【サイバース族】に対する、無意識のうちに生まれた侮り感情」。これはサイバース族が数多なる収録数を経てなお、どれもが微妙な効果であることに起因する。
9期最後か10期最初かよく分からない立ち位置の《サイバース・ガジェット》に始まり。
「サイバース族? まあ出たばっかだし」
Vジャンプ収録の《サイバース・コンバーター》《リンク・ディサイプル》
「お、おう・・・」
ストラクチャーデッキ「サイバース・リンク」
ストラクチャーデッキ「パワーコード・リンク」
などなど「うぅ~ん?」と首を捻るテキストの数々。これら全てが約1年の間に、他のパワカの隙間にねじ込まれた。その数なんと50種類以上
この結果、非常に効率よくYP(ユウギオウプレイヤ-)の脳みそに「サイバースは微妙」と刷り込まれていたのである。洗脳に近い。洗脳では?
なぜ微妙
サイバース族は大きく分けて
①「自身を手札から特殊召喚」
②「場に出た時~(場に存在する時)」
③「場から墓地へ行った場合~」
の3つに別れている。(例外あり)
が、最大の問題はここ。本当にこの3つにしか別れておらず、1枚1枚がそれぞれ上記の効果(①②③)しか持ち合わせていない(例外あり)
つまり①ならば①、③ならば本当に③の効果しか持っていない。
⚫①の代表例「バックアップ・セクレタリー」
仮にもリンクテーマ。百歩譲って良しとしよう。きっと「Emハットトリッカー」のような存在なんだ。
いや多すぎる
このように、「同じ仕事」の被りが多すぎるのだ。色違いポケモンを彷彿とさせる
「サイバース族は息切れが早そう」という感情は、これら手札からSSマンの影響が大きいと言える。
⚫②の代表例「サイバース・ガジェット」等
こちらはアドバンテージを稼ぐ効果が多いものの、問題として「自身を着地させる効果」を持ち合わせておらず、この②系統が2枚ハンドにいれば片方が確実に腐る。
⚫③の代表例「フレイム・バッファロー」等
こちらもアドバンテージを稼げるが、上記②と同じく「場に出せなければ腐る」ことが問題点。
総じて、②③の全てが自分が召喚されることを前提とした効果ばかり。
アドバンテージの都合上、デッキ内の枚数バランスは②=③>① とするのが妥当なのだが、必然的に②と③が固まってしまう。
手札に固まった、この②③系統のサイバース族が
「俺は召喚されて当然。アドを稼ぐのだから」
などとスタンバイフェイズあたりでふんぞり返っている様子が容易に想像できる。
極端ではあるが十二獣の会局やベビケラサウルス、ヒーローアライブのような「他者を展開させるカード」が、現在の【サイバース族】には皆無なのである。
あるとしても「バランサーロード」や「ガベージ・コレクター」
など結局自身を召喚しなければ使えないものが多い。
対してアドを稼がない
先程からアドアド言っているものの、リンク召喚テーマでありながら凄まじい息切れを起こすのだ。確かに「1枚で2枚以上の仕事をする」カードは強い。しかしサイバース族では、この「仕事」を「リンク素材の枚数」としか捉えていない。
つまり、「サイバース・ガジェット」
なら自身とトークンと蘇生先で3体分のリンク素材となる。
「ドットスケーパー」「リンク・ストリーマー」なら
2体分のリンク素材となる。
というように非常にしょっぱいにも関わらず、現状のサイバース族ではこれらを「アドバンテージ」と呼ぶ。「アドバンテージ」の概念が揺らぐ瞬間である
エクストラデッキのサイバース族
前述のとおり、サイバース族は「リンク素材数」を増やそうと躍起になっているため、小粒が並ぶだけ並んで手札が消えていく。しかしEXデッキから強力なモンスターを引き出せるのなら問題ではない。
問題ではないのだが、EXデッキのサイバース族といえば
「出した上で更なる展開が必要」なために、多方面からの大量展開を前提としたものばかり。
「サイバース族×2体(以上)」のようなモンスターに至っては
ほぼ全員が戦闘や破壊に関する効果でリソース回収が困難。その性能と手札の浪費が見合っていないのだ。
最近になって「自分のカードに触る」サイバース族のリンクモンスターが登場し、
《トランスコード・トーカー》
リンク3/地属性/サイバース族/攻2300
【リンクマーカー:上/右/下】
効果モンスター2体以上
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードが相互リンク状態の場合、このカード及び、このカードの相互リンク先のモンスターの攻撃力は500アップし、相手の効果の対象にならない。
(2):「トランスコード・トーカー」以外の自分の墓地のリンク3以下のサイバース族リンクモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをこのカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。この効果を発動するターン、自分はサイバース族モンスターしか特殊召喚できない。
ノーコストでの蘇生なので弱くはないのだが、未だメインデッキへのサポートを持ったリンクモンスターはいない。
サイバース族において、この「EXデッキとメインデッキにおける親和性の無さ」が息切れを引き起こしているに他ならない。
ダブルヘリックスやジャスミンを擁する【SPYRAL】【植物リンク】との決定的な差である。
【星杯】のイムドゥーク
のような、EXデッキからの展開手段が1枚登場するだけで爆発的に強くなると思うのだが。
まとめ
以上で「サイバース族の欠点について」を終えたいと思う。まとめるとサイバース族は・・・
⚫息切れが早い
⚫「リンク素材数としてのアド」しか稼げない
⚫EXデッキとメインデッキの内容が、相互に噛み合っていない
⚫星杯竜イムドゥークのようなものが欲しい
⚫剣闘獣の二回攻撃マンは「ディカエリィ」である
⚫剣闘獣vsサイバース族、その勝敗に死ぬほど興味が無い
⚫剣闘獣、「デュエルリンクス」では強いんだろうか
つまり
剣闘獣は
不思議に満ちている──────
おわりに
ただサイバース族への不満を垂れ流しただけのような気がしています。これだけ新規カードをポンポン出してくる以上、もう少し「リミッターを外す」というか強くても良いんじゃないか、など悶々と考えて…
近日発売のスターターデッキ2018、更に6月には三度目のサイバース族ストラク「マスター・リンク」も発売予定ですので、そちらに過剰に期待しようと思います。
ここまで読んで頂き、ありがとうございました!
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— オオニシ (@soospsp) 2018年3月11日
デッキ構築とかそんな話ではないです💡 pic.twitter.com/zLma6FQOmt
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