「灰流うらら」その再録がもたらす悲劇と12月8日
18時55分「ピコンッ」
自分「おっ公式フラゲの時間だ。今日は何のカードだろう」
灰流うらら「ウィッス」
自分「え?」
─────そう。
これは遊戯王公式ツイッターによる「アニメ放送後のカード収録フラゲ」が、事の始まり。
12月上旬に起きたホラーともいえる、極めて不可解な出来事・・・・・
「灰流うらら」とは
現代遊戯王における必須カードであり、あらゆる人間の「心の中に巣食うゴキブリ」を始末し続ける、怪物である。
「ハルウララ」という和やかなネーミングとは裏腹に、デッキに触る行為の一切を封殺しよる、恐るべき汎用性。
さらに、チューナー。チューナーモンスターである
チューナーといえば、条件反射で思い浮かぶであろう現代遊戯王の概念
ここから目ん玉一つの化け物を経由し、突如マスコットキャラクターが登場したかと思えば
誕生する。8000という初期ライフを嘲笑うかの如く、猛烈な殺意を抱え込む現代遊戯王の怪物が。
このように、灰流うららは手札誘発でありながらチューナーであるという「二物を与えられた」存在
こんな末恐ろしい怪物が、12月8日(土)発売のストラクチャーデッキ「ソウルバーナー」に収録されんとしている。
12月8日・・・土曜日・・・・・
ストラクチャーデッキ「ソウルバーナー」
そこに・・・再録されようというのだ。
本来であれば、主役は【転生炎獣】という炎属性テーマ。
もはや、どちらが主役なのか判別不能。
恐らく12月8日(土)発売のストラクチャーデッキ「ソウルバーナー」を購入した大半のプレイヤーは、まず初めに灰流うららが入っているかをチェックし、ニヤニヤすること間違いなし。
灰流うららをチェックし、ニヤニヤ
灰流うららで、ニヤニヤするのである。
これは、実際のデュエルにおいても起こりうる自然現象。
「よろしくお願いしま〜す」
「おっ!灰流うらら!嬉しいなァ!!(ニヤニヤ)」
相手「(うわ、開始直後にわろてる。怖っ)」
ん?待ってほしい
上記部分を書き終えて気付いたが、灰流うららを握った側のプレイヤーのセリフ部分、カッコが無い
これでは「灰流うららを握っていることを声に出すサイコ野郎」になってしまう
いや、怖っ。
話を戻すが、灰流うららの再録。
これは「誘発高くて買えない!でも遊戯王楽しい!」といったプレイヤー層にも壊滅的な被害をもたらす
A「特殊召喚か。チェーンGで!」
B「う〜ん、うららで!」
A「え?おまっ・・・なんでうらら持って・・・」
B「いや、灰流うららは12月8日(土)発売のストラクチャーデッキ『ソウルバーナー』に再録されているから、入手が容易になったんだよ」
A「そ、そんな・・・・・分かった。俺も今すぐストラクチャーデッキ『ソウルバーナー』を買ってくるよ!」
このように今まで気にもしていなかった「増殖するG」の発動が、突如として止められる可能性が高まってしまう。
自然破壊。
これが自然破壊以外の、なんと呼べるのだろうか。
Gは増殖を止められ、デュエルは中断し12月8日(土)発売のストラクチャーデッキ「ソウルバーナー」購入を迫られる。
これ程までに、灰流うららの再録は激動と言わざるを得ない
しかし、だからこそ。
打たれる可能性が大幅に高まった「灰流うらら」に対抗する手段。それは、
12月8日(土)発売のストラクチャーデッキ「ソウルバーナー」
これを購入し、「灰流うらら」を入手
そして打ち返すのだ。圧倒的な殺意を込めて
声高に
「うららで!」
これは戦争。
「灰流うらら」を持つプレイヤー、持たざるプレイヤー。
そもそも持っているけど「まあ集め得でしょ」と回収を決行するプレイヤー
12月8日(土)発売のストラクチャーデッキ「ソウルバーナー」
【転生炎獣】とかいうテーマの皮を被った、残酷にして無情なるストラクチャーデッキ。
果たしてどれほど購入され、はたまた品薄となるのだろうか
そもそも「転生炎獣?とか興味無いし、今更うらら必要ないんで✋」という結末に終わるのか
その運命や、如何に──────