くもまもの

緊急事態宣言と強制脱出装置で韻を踏めない

戦闘特化リンク1テーマ「機塊」その全貌について

遊戯王VRAINS

とは去年放送が終了したアニメーションであり、9月半ばに突如終わってしまい「打ち切りでは?」という声が後を絶たなかった


今となっては誰も彼もの記憶から欠落してしまったVRAINS、覚えているのは「上下左右の矢印を抱えた怪物が居たこと」程度だろう





だが。情報提供アカウント「ドットジェイピー」は。



忘れるなと言わんばかりに、突如として聞き覚えのない謎テーマの情報を公開した




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「オルフェゴールの新規か!?」となるのも無理はないが、【機塊】とはアニメVRAINSにて最後の方で出てくるキャラクターが使用するテーマ


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このボンバーマンのような絵面とは裏腹に、恐らく「遊戯王VRAINS」からOCG化される最後のテーマだと予想している。


故に、本記事ではVRAINS最後の遺産ともいえる【機塊】を骨の髄まで考察し、その上で「現代遊戯についていけるか」を判断したいと思う。






しかしながら、今後しれっとVRAINS産テーマがOCG化されようものなら

「VRAINS最後の遺産!」
「現代遊戯についていけるか・・・」

などと大口を叩いたのも相まって、シンプルに恥ずかしいと思う



よって、その際にはこの記事を光の速さで削除するだけでなく、証拠隠滅のため読んで頂いた方には申し訳ないが

①深夜に寝床を強襲
②波止場の倉庫に誘拐
③処理

という「ゲームから除外プラン」を実行させて頂きますので、何卒宜しくお願い致します。

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話が逸れたが、これより【機塊】を骨の・・・え〜っと骨の髄?まで?え〜〜〜っと、舐め、舐めしゃぶっていきたい─────





機塊なにするの・メインモンスター

基本的には「リンク1」で戦うテーマ。

これだけ聞くと閃刀姫を彷彿とさせるが、複数体のリンクモンスターで戦うため、非常に攻撃的なテーマとなっている。


更に共通効果として「相互リンクのとき」「相互リンクではないとき」二つの効果を擁しており、臨機応変に立ち回ることが可能。



が、一先ずはメインデッキに入るリンク素材となるモンスター及びサポートカードから見ていきたい



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《電幻機塊コンセントロール
星1/闇属性/機械族/攻 100/守 100
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドに「機塊」モンスターが存在する場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
(2):このカードが既にモンスターゾーンに存在する状態で、自分フィールドに他の「電幻機塊コンセントロール」が特殊召喚された場合に発動できる。デッキから「電幻機塊コンセントロール」1体を特殊召喚する。



場に機塊がいれば特殊召喚と、簡単にリンク召喚に向かうことが可能。

②の効果は同名が出ると同名をリクルートするが、かなり限定的であり「ふさげてます?」と言われるかもしれない。



しかし、この発動条件を満たせる相性の良いモンスターが存在する

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複写機塊コピーボックル》
星1/闇属性/機械族/攻 0/守 0
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドの「機塊」モンスター1体を対象として発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。この効果で特殊召喚したこのカードはエンドフェイズまで、対象のモンスターと同名カードとして扱う。
(2):墓地のこのカードを除外し、自分フィールドの「機塊」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの同名モンスター1体を自分の手札・墓地から選んで特殊召喚する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。


前述のコンセントロール同様の条件で場に出せるが、追加効果として「同名カード扱い」となる。



これによりコンセントロールを対象に取ると「コンセントロール」として出てくるため、同名をリクルートする効果のトリガーとなり、

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一気に3体を展開可能。

更に②の墓地効果「場の機塊と同名モンスターを手札墓地から出す」で、上記の過程で墓地に落ちている「コンセントロール」を出せば再展開できる。



そして「たった2枚の組み合わせをピンポイントで引ける訳ww」という野次を跳ね飛ばす、現代テーマ特有の盛り盛りフィールド魔法も擁している


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《家電機塊世界エレクトリリカル・ワールド》
フィールド魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):このカードの発動時の効果処理として、デッキからフィールド魔法カード以外の「機塊」カード1枚を手札に加える事ができる。
(2):1ターンに1度、自分が「機塊」リンクモンスターのリンク召喚に成功した場合に発動できる。自分の墓地から「機塊」モンスター1体を選んで手札に加える。
(3):1ターンに1度、自分または相手のモンスターの攻撃宣言時に発動できる。 自分フィールドの「機塊」モンスター1体を選び、その位置を他の自分のメインモンスターゾーンに移動する。


万能ワード「発動時の効果処理」により、全機塊カードにアクセス可能。これで前述の「コンセントロール+コピーボックル」を成立させられる


更にリンク召喚時には②で素材を回収でき、通常召喚したコンセントロールコピーボックルだったならば、回収後に自己SS効果で更なる展開が可能




③の効果に関しては、攻撃宣言時に機塊リンクモンスターの位置を変えられるというものだが、これに関してはリンクモンスター群を見ないと「???」となるので、以下より解説する




機塊なにするの・リンクモンスター


リンク1の機塊リンクモンスターは全員が

「機塊名称1体でリンク可能」
「リンク召喚に成功したターンはリンク素材不可」
「相互リンクしていると〇〇。相互リンクしていないと△△」


となっており、制約で1ターンに同名リンクを連打することはできないが、機塊1体で出せるし「相互リンクしていない時」の効果もあるため殆どが単体でも機能する


この為、フィールド魔法「エレクトリリ何たら」1枚からリンク召喚でき、素材になった機塊は回収されるため実質「召喚魔術」である。もはや召喚魔術にしか見えない

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リンク1の前に、まず必要不可欠な「リンク2」について紹介しておく

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《充電機塊セルトパス》
リンク2/闇属性/機械族/攻 0
【リンクマーカー:↙⬇】
「機塊」モンスター2体
(1):リンク状態のこのカードは、攻撃対象にならず、相手の効果の対象にもならない。
(2):このカードの相互リンク先の自分の「機塊」リンクモンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に発動する。その自分のモンスターの攻撃力はそのダメージ計算時のみ、このカードの相互リンク先のモンスターの数×1000アップする。
(3):1ターンに1度、このカードとは相互リンクしていない自分フィールドの「機塊」リンクモンスターが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。自分はデッキから1枚ドローする。



機塊唯一のリンク2であり、基本的にコイツを先に出してからリンク1を展開していく流れとなる。


コイツと相互リンクしている機塊の打点は、モンスターとの戦闘時のみ「コイツとの相互リンク数×1000アップ」するので、↗と⬆のリンクマーカーを出せば2000打点も上昇。

リンク状態ならば攻撃・効果の対象にならない耐性も相まって、機塊における戦闘の要といえるだろう




そして、このような歪んだリンクマーカーを相互リンクさせるという事は、当然リンク1もそのマーカーは歪曲している


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《掃除機塊バキューネシア》
リンク1/闇属性/機械族/攻1000
【リンクマーカー:↗】
「機塊」モンスター1体
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。このカードはリンク召喚されたターンにはリンク素材にできない。
(1):手札を1枚墓地へ送り、相手フィールドのカード1枚を対象として発動できる。 そのカードを破壊する。
(2):このカードが相互リンク状態の場合、 相手のメインモンスターゾーンのモンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを破壊する。
(3):このカードが相互リンク状態ではない場合、このカードは直接攻撃できる。



「相互リンクしている時」の効果は、トロイメアケルベロス同様のメインモンスター除去

ノーコストで放てるため強烈だが、もう一つの固有効果「手札1枚をコストにカード1枚を破壊」とはいずれかターン1なので、状況に応じて使い分けたい



そして「相互リンクしていない時」は直接攻撃ができる。フーンという感じだが、前述した「セルトパス」のリンク先に相互リンクにならないように出したり、フィールド魔法の場所移動など「相互リンクしていない時」を容易に作り出せる

唐突に1000ダメージを与えられるため、瞬発的にライフを取る手段として覚えておきたい。



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《洗濯機塊ランドリードラゴン》
リンク1/水属性/機械族/攻1500
【リンクマーカー:⬆】
「機塊」モンスター1体
このカードはリンク召喚されたターンにはリンク素材にできない。
(1):このカードの戦闘で発生するお互いの戦闘ダメージは0になる。
(2):1ターンに1度、相互リンク状態のこのカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。その相手モンスターを除外する。
(3):1ターンに1度、相互リンク状態ではないこのカードが相手モンスターと戦闘を行ったダメージ計算後に発動できる。 その相手モンスターを破壊し、その元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。



「発生する戦闘ダメージが0になる」バグがあるものの、リンク1機塊の最大打点。

その効果は両方ともモンスターとの戦闘時に発生するため、ダメージ0を逆手にとって自爆特攻も視野に入れられる


⚫相互リンクの時は「十二獣ヴァイパー」同様の戦闘後に相手モンスターを除外。ドラグーンも処理可能
⚫相互リンクでない時には戦闘後に相手モンスターを破壊&打点分ダメージ


特に後者は「破壊輪」レベルのダメージであるためダメージを取るなら非相互リンクに、除去目的なら相互リンクと状況に合わせて相手モンスターを処理していきたい





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《乾燥機塊ドライドレイク》
リンク1/炎属性/機械族/攻 0
【リンクマーカー:↗】
「機塊」モンスター1体
このカードはリンク召喚されたターンにはリンク素材にできない。
(1):リンク状態のこのカードの攻撃力は1000アップする。
(2):自分バトルフェイズに1度、このカードが相互リンク状態の場合に発動できる。このカードを含む自分のメインモンスターゾーンの「機塊」モンスター2体を選び、その位置を入れ替える。このターン、そのもう1体のモンスターは1度のバトルフェイズ中に2回攻撃できる。
(3):1ターンに1度、相互リンク状態ではないこのカードが攻撃対象になった時に発動できる。その攻撃を無効にする。


打点0だが、リンク状態ならば1000上昇するので「セルトパス」のリンク先に出す前提で考えると、実質の打点は1000


「相互リンクしていない時」の効果はターン1で攻撃無効と弱々しいが、ドライドレイクの強みは「相互リンクしている時」の方で、


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自身とメインゾーンの機塊の位置を入れ替えた上で、入れ替えられた側は2回攻撃が付与される。

前述の「ランドリードラゴン」に2回攻撃を付与すれば相互リンクが外れるため、非相互リンク時の効果も適用しながら前盤面を一掃できる



特に同名ターン1では無いので、ドライドレイクを2体並べれば

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お互いがお互いを入れ替え合って計4回攻撃ができるため、大幅なライフカットが可能となる。

ただし、打点がリンク状態時の1000しかないので「リミッター解除」等も併用したいところだが。





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《計量機塊カッパスケール》
リンク1/水属性/機械族/攻 0
【リンクマーカー:⬆】
「機塊」モンスター1体
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。このカードはリンク召喚されたターンにはリンク素材にできない。
(1):相互リンク状態のこのカードをリリースして発動できる。
自分の墓地から「計量機塊カッパスケール」以外の「機塊」リンクモンスター1体を選んで特殊召喚する。
(2):相互リンク状態ではないこのカードをリリースして発動できる。自分の墓地からレベル4以下の「機塊」モンスター1体を選んで特殊召喚する。



自身をリリースして発動する二つの蘇生効果を持ち、

・「相互リンク時」ならば「機塊リンクモンスター」を蘇生
・「相互リンクしていない時」ならば「レベル4以下の機塊」を蘇生

と分けられる。


戦闘にも絡まずアドバンテージも取らないため、微妙な評価になりがちだが「全機塊モンスターが墓地の全機塊モンスターとして扱えるようになる」と捉えると、非常に小回りの効く存在となる。

「は?」と思われれば心が折れるため、以下のような場面で役立つことを解説してみる



「即座に墓地の機塊モンスターを用意」編

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敷いた盤面を返され、セルトパス単騎でターンが返ってきた際のトップが「機械複製術」の場合。

後に解説するが、メインモンスター全てが500以下の機械族なので「機械複製術」はバチクソ相性が良いのである。だけど対象が居ない中それを引いてしまい・・・!



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①セルトパスをカッパスケールに変換
②非相互リンクの効果で下級の機塊モンスターを蘇生
③そのまま機械複製術を発動

というようにリンクのみならず墓地のメインモンスターを即座に用意できるため、サポートカードが腐りづらくなる。





「1枚でリンク2」編

何を言っているんだと突っ込まれかねないが、【機塊】では「フィールド魔法の循環でリンク素材が尽きにくい」と言っても初動1枚でリンク2は作れない構成となっている。


つまり「フィールド魔法1枚」からやろうとすると

①フィールド魔法でコンセントロールをサーチ
②そのまま通常召喚
③適当な機塊リンクモンスターをリンク召喚
④フィールド魔法効果でコンセントロール回収
⑤コンセントロール自身の効果で特殊召喚
機塊リンク1共通の「出たターンはリンク素材になれない」制約で、リンク2に繋がらない


こうなるので制約が邪魔になる。そこでカッパスケールを経由して①の効果を使えば、

(上記の続き③から)
③カッパスケールをリンク召喚
④コンセントロール回収
⑤コンセントロール自身の効果で特殊召喚
カッパスケール効果で、墓地からレベル4以下の機塊を蘇生


墓地に別の機塊モンスターが居る前提ではあるものの、制約のないリンク素材2体が並ぶという訳。




よし、ここからリンク2が出せるぞ。来いヴェルテアナコン

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しかしながらカッパスケール、あくまでも「あって困らない程度」なのでピン刺しが妥当だろう




その他の機塊

流れで説明し損ねたカード3枚も挙げておく



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《遮断機塊ブレイカーバンクル》
星1/水属性/機械族/攻 0/守 0
(1):自分の「機塊」モンスターが相手モンスターと戦闘を行うダメージ計算時に、このカードを手札から捨てて発動できる。その自分のモンスターはその戦闘では破壊されず、その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは0になる。
(2):自分フィールドの「機塊」モンスターが効果で破壊される場合、代わりにフィールド・墓地のこのカードを除外できる。


手札から捨てたら戦闘回避、墓地除外で効果破壊耐性。

自ら展開できないし「採用されないタイプのやつ」と思われるが、メインデッキに入る機塊が現状3種類しかおらず、その中のコンセントロール・コピーボックルは「手札からSS効果」を擁している。

この為、召喚権には困らないしメインデッキの「カサマシ」という意味でも、2〜3枚の採用は検討すべきである


それに、戦闘の核となるリンク2「セルトパス」の耐性は攻撃・効果の対象不可だけなので、穴の一つである「効果破壊」を防げるのは大きい。





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《機塊リユース
通常魔法
(1):自分の墓地の「機塊」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に持ち主のデッキの一番下に戻る。


単発蘇生。おわり。

なのだが、機塊ネーム故に「エレクトリリカル何たら」のサーチ範囲に含まれており、ターン制限もなく蘇生後の制約もないので非常に強い



機塊はリンク1をポンポン出して立ち回るため、リンクマーカー関係なく墓地のリンク1を戦闘に絡められるのは有難い。

更にはリンク2「セルトパス」も蘇生できるので、そこからリンク3に繋ぎ















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いや、そんなのよりも究極のリンク4に繋げて、機塊リンクをゴミのように除外して場を荒らす。これこそが機塊の最も強いムーブなのでは────






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《機塊テスト》
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分フィールドの「機塊」リンクモンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターのリンク先となる自分フィールドに、自分の墓地からリンク1の「機塊」リンクモンスターを可能な限り特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに除外される。



可能な限りと書いているのでソウルチャージ感ビンビンだが、現状のカードプールでは

「リンク2『セルトパス』のリンク先に、機塊リンクを2体まで蘇生」

という効果にしかならない。



墓地が肥えているならば、カッパスケールの項目で載せた「1枚でリンク2」と併用して出来なくはない。

出来なくはないが、フィールド魔法が維持されている前提だったり、そもそも発動するタイミングが無いなど事故り散らかす可能性の方が高い



故に不採用でも問題はない(完)





基本戦法

盤面破壊に長けているため「後攻を取って捲りに」といった手段もあるだろう。

しかし、豊富なリソースと初動の必要枚数の少なさから先行で盤面を作りながらロングゲームで戦うのがベターだと思われる。



あくまでも個人的な考えなので

「いや、機塊は後攻に決まってるでしょ。頭もしかして機塊?」

と煽られても、ぐうの音も出ないことを先走っておく



・エレクトリリカル+コピーorコンセント

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コンセントロールを回収しながら実質打点3000と3500を添えた盤面。類似する盤面は幾つかあれど、基本的にはこんな感じの盤面を目指す


リソースの側面で見ると、次ターンに「コンセント召喚→墓地のコピーボックル効果で2体目のコンセント蘇生→3体目のコンセントをリクルート」と、回収したコンセントロール1枚で3体を確定で展開可能となっている




盤面で見た場合だが「セルトパス+(相互リンクした)リンク1+リンク1」の盤面が強い点とは、

①セルトパスの相互リンクにより打点が最大2000上がるため、戦闘に滅法強い

ということ。セルトパス自身は耐性で攻撃されず、高打点でセルトパスを守りながらリンク1自体も壁となる




また、フィールド魔法適用下ならば

②フィールド魔法の「モンスターの攻撃宣言時に機塊1体の場所移動」効果で、位置をずらして非相互リンク(もしくは相互リンク)に変えて別の効果にする

等が挙げられる。 例として「ランドリードラゴン」は非相互リンクの戦闘ではバーンダメージが発生・相互リンクの戦闘では相手を除外というように、攻撃対象となってから効果を選択可能。

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更に忘れがちだが、セルトパスの「このカードと相互リンクしていない機塊リンクが戦闘・効果で破壊されると1ドロー」効果もあるため、余裕があるなら位置移動で非相互リンクにして「敢えて戦闘破壊させる」ことも視野に入れたい





・エレクトリリカルワールド単体

シンプルに適当な機塊を持ってきて、召喚→リンク召喚→回収のリソース循環をするだけ。(以下画像は再掲)

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リンク1単騎というのは非常に心もとないが、つまり残り手札4枚は妨害札である可能性が大きいということ。



また、立てるリンク1で一番安全なのは「ランドリードラゴン」だと思われる。その理由としては

・機塊最大打点の1500
・戦闘ダメージ0
・非相互リンク効果により相打ちに持ち込める
・打点分のバーンダメージ

という点が挙げられる。



そして循環させるサーチ先は「コンセントロール」が好ましいだろう。後引きする「コピーボックル」や「コンセントロール」で即座にリンク数を伸ばせるというのが理由




テーマ外の良相性カード

・機械複製術

前述した通り、3種類全てのメインモンスターが発動範囲であり、リンク数=リンク1の数=手数という形で直結する【機塊】においては並べることが重要。フル投入不可避といえる



アナコンダ&ドラグーン

相性もナニもないのだが、待って頂きたい。

薄々お気づきだろうが【機塊】には妨害性能が一切なく、メインモンスターもリンク数が伸びるとはいえ3〜4程度。


特にヤバイ点は、前述した「セルトパス+リンク1+リンク1」のセルトパス部分をアナコンダに変えても展開に支障がないという点であり、そういう所がもう「ドラグーンほんま」なのだが、テーマ内に妨害性能が無いため仕方無し



・各種手札誘発

テーマ内に妨害性能が無いから。



・マスカレーナ&ユニコーン

テーマ内に妨害性能が無いから。




テーマ内に妨害性能が無い件

「テーマ内に妨害性能が無いんですか!?wwww」と煽られても困るが、この【機塊】というテーマ内に妨害性能は無い。


現代遊戯王においては致命的であり、非展開系相手にならフィールド魔法のリソース循環戦闘特化のリンク体を駆使して立ち回れるが、「展開系」相手には極めて厳しいゲームとなるだろう



幸い1〜2枚初動のため手札誘発を大量投入しテーマ外カードも遠慮なく活用、あらゆる手段を用いて「機塊ライフ」を楽しみたいところ・・・



構築

(41枚)
コンセントロール ×3
コピーボックル ×3
ブレイカーバンクル ×3
ドラグーンのやつ ×1
ドラグーンのやつ ×1
灰流うらら ×3
増殖するG ×3
ヴェーラー ×3
ニビル ×1
幽鬼うさぎ ×1
エレクトリリカルワールド ×3
機塊リユース ×3
機械複製術 ×3
墓穴の指名者 ×2
抹殺の指名者 ×2
テラフォーミング ×1
ドラグーンのやつ ×1
ハーピィの羽根帚 ×1
無限泡影 ×3

(15枚)
充電機塊セルトパス ×3
洗濯機塊ランドリードラゴン ×3
乾燥機塊ドライドレイク ×2
掃除機塊バキューネシア ×2
計量機塊カッパスケール ×1
ニンギルス ×1
アクセスコード ×1
ドラグーンのやつ ×1
ドラグーン ×1



かなり大雑把で練り切れてないが、大体こんな感じかなと思考中。

リンクテーマの特性上Gや二ビルを受けやすいので指名者2種を散らして投入してみた




また、エクストラデッキに関してだが「セルトパス」「ランドリードラゴン」は攻守ともに起点となる理由からフル投入し、残り2種類は連続リンクの観点から2枚採用。


更にニンギルス・アクセスコードはセルトパスが残ってターンが返ってきた時や、墓地リソースが肥えてきたタイミングに「機塊リユース」でリンク2のセルトパス蘇生から一気に展開できるため、フィニッシャーとしての採用が大きい




おわりに

以上で機塊の紹介を終える。

圧倒的にカードプールが足りておらず、11期のテーマとしては「カードパワー初めて?」と言っても仕方ないレベルの控えめさ。


希望としては【機塊】はアニメ産テーマであり、数枚ほど「機塊何たら」が未OCGカードとして残っている。



それらのOCG化を期待するとともに「妨害性能を持った機塊ネーム」あたり作って頂けると

「まあ最初から機塊はやる奴だと思っていた」

などと友人ポジを獲得できるため、なんとか一つお願いします






マジに全く関係は無いけれど、サイバース族テーマ【コードトーカー】のサポートモンスター「手札リンク」残り二属性の炎と光も早急にお願い致します(早口)


以上、ここまで読んで頂き、ありがとうございました!