くもまもの

緊急事態宣言と強制脱出装置で韻を踏めない

三度目のサイバース族デッキ「マスター・リンク」その圧倒的な脅威について~前編~


↑良ければクリックおなしゃす🐣



6月23日(土)発売のストラクチャーデッキ

「マスター・リンク」




【サイバース族】における三度目のストラクチャーデッキである。







「サイバース組んでるけど、そろそろ強い新規頼むでほんま」といった人や




「サイバース組んでないけど、そろそろ強い新規与えても良いよな(笑)」といった人




「サイバースwwwwwwまたストラクかよwwwわろたwwwwwwwww」といった人





喜び、情け、煽り・・・・・

様々な視点からとはいえ、少なくとも今回のストラクには多くの人が期待し、興奮し、猛り狂っているのではないだろうか




そして期待を胸に、Vジャンプの情報を待ち望んだ







そして、来た。






3体のリンクモンスターが
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何故か発売まで1ヶ月を切っているのに、未だこの3体しか公開されていない。仕方が無いので、この3体を細胞レベルで考察していく




いや、非常に盛ってしまった。カード1枚に細胞は存在しない。「細胞レベル」などという言葉は単なる比喩表現であること、及び薄ら寒いウケ狙いであったことを、ここで爆発的にカミングアウトしたい。










いずれにしても、本記事を前編とする。


また後編では(遠からず公開されるであろう)メインデッキの新規カードについて、書き連ねていこうと思う。






道端に生える雑草の成長を眺めるように、生暖かく読んで頂けたら幸いである────







来たる新規サイバース

正直、新規収録の殆どが公開されると思ったが、公開されたのが3体のエクストラモンスターだけだったのは拍子抜け




いや贅沢は言えない。新規リンクモンスター、それも三度目の強化。期待できない訳がない



早速効果を見てみよう。


嗚呼、思い浮かぶ。ダブルヘリックスのような、ゾルのような、エレクトラのような、テーマデッキの核ともいえるリンクモンスターの数々。


そこまでの性能は望まないが、せめて能動的にデッキを動かせるような性能を




そんな性能を、望む。


1体目
《エルフェーズ》
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リンク2/風属性/サイバース族/攻2000
【リンクマーカー:上/右】↑→
レベル3以上のサイバース族モンスター2体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの攻撃力は、このカードのリンク先のモンスターの数×300アップする。 (2):リンク召喚した表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合、 自分の墓地のレベル4以下のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン、効果が無効化され、リンク素材にできない。








「リンク素材にできない」











「リンク素材にできない」













「リンク素材に、できません♡」








…………………………………………………












【サイバース族】とは、リンクモンスターを用いて戦うテーマ。リンク召喚にはリンク素材、モンスターを並べる必要がある。



なのにリンク素材に出来ないモンスターとは即ち


「リンク召喚しよう!でも、こいつはリンク素材に出来ないぞ☆」














────圧倒的。


圧倒的に、想像を超えている。リンク素材に出来ないモンスターなど、存在して良いのだろうか。いや良くない(反語)





反語とは、話し手の意図をわざと疑問文で述べる修辞法の一つであり、断定を強調する効果がある。



しかしストラク「マスター・リンク」「反語」には、万に一つも関係性などない


今この瞬間は、純粋に「反語」という修辞法の意義を確認するためだけの時間である。故に、ここまでの文の一切を記憶から排除して頂きたい






あまりのショックに話題が逸れた。本題に戻そうと思う


《エルフェーズ》
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リンク2/風属性/サイバース族/攻2000
【リンクマーカー:上/右】↑→
レベル3以上のサイバース族モンスター2体
このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードの攻撃力は、このカードのリンク先のモンスターの数×300アップする。 (2):リンク召喚した表側表示のこのカードがフィールドから離れた場合、 自分の墓地のレベル4以下のサイバース族モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターを特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターはこのターン、効果が無効化され、リンク素材にできない。




文句を言っても解決しない。こういうものだと、認めよう。



リンクマーカーは上手い具合に相互リンクを補助しており、何処となく「トロイメア」を彷彿とさせる


リンク先にモンスターが存在するだけで良いので、容易に最大打点2600となれる。リンク2にしては非常に高いだろう





そして

場から離れると下級サイバースを蘇生するものの「無効化&リンク素材不可」

という制約。


これはレベル1を蘇生することで(墓地にリンクリボーが居れば)リンクリボーに変換し、素材不可の制約を回避できる。





「ならレベル1をリンクリボーにしてからコイツを出せば・・・」


召喚条件:レベル3以上のサイバース族モンスター2体











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次、2体目
トークバック・ランサー》
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リンク1/闇属性/サイバース族/攻1200
【リンクマーカー:下】↓
レベル2以下のサイバース族モンスター1体
このカード名の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカード以外の自分フィールドのサイバース族モンスター1体をリリースし、そのモンスターと元々のカード名が異なる自分の墓地の「コード・トーカー」モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターをこのカードのリンク先となる自分フィールドに特殊召喚する。







緩い条件で「コードトーカー」を蘇生。

コードトーカーを経由した大型リンク展開後に、そのコードトーカーを蘇生すると美味しい。何処となく【DD】っぽい


最大の問題点は「コードトーカー群」を採用しなければならない点
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「「「「「なめとんのか」」」」」





一応「トランスコード・トーカー」
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を蘇生すれば、その効果で更に1体サイバースリンクを蘇生できる。

しかしトランスコードを使うターンはサイバース族以外のss不可。サモンソーサレスすら許されない





トークバックランサーに話を戻すが、蘇生場所がリンク先に固定されているため、幽鬼うさぎがジャストミート。更にマーカーが「↓」なのでEXゾーンに出す必要がある





「それならEXゾーンのコードトーカーを素材にして出せば・・・」





召喚条件:レベル2以下のサイバース族モンスター1体








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最後、3体目
《シューティングコード・トーカー》
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リンク3/水属性/サイバース族/攻2300
【リンクマーカー:上/左/下】↑↓←
サイバース族モンスター2体以上
(1):自分バトルフェイズ開始時に発動できる。 このバトルフェイズ中、このカードはこのカードのリンク先のモンスターの数+1回まで相手モンスターに攻撃できる。このターン、相手フィールドのモンスターが1体のみの場合、そのモンスターと戦闘を行うこのカードの攻撃力はそのダメージ計算時のみ400ダウンする。
(2):自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる。このターンにこのカードが戦闘で破壊したモンスターの数だけ自分はデッキからドローする。




6体目のコードトーカー。これでコードトーカー全属性が揃う形となった。

言い換えれば全属性が登場したため、今後コードトーカーは新規収録されないとも言える。哀れ、コードトーカー




最大3回攻撃を得られるアグレッシブな効果なのだが、モンスターにしか殴れない


一応戦闘破壊した数だけドロー出来るので、広がった盤面を一掃しつつ膨大なアドバンテージを取れる可能性はあるが、本体の耐性は皆無。また打点は2300と低い。









………………………………………………………







更なる堕落

何か、違う。

収録されるリンクモンスターが、もう既に諦めの境地に達している



しかし「いや、大げさだ」「贅沢言うな」と言われても反論の余地など全くない。




【サイバース族】全体から見ても、
・コードトーカーを自由に蘇生する「トークバック・ランサー」
・離れればサイバース1体を蘇生する「エルフェーズ」


どちらも、弱くはない。何なら明確なアドバンテージの獲得を成し遂げているので、どちらかといえば「強い」だろう。








しかし、ここに来て最大級の問題が発覚した。

それは


素材のレベル指定






ただでさえ「サイバース族 ×2」等の条件は尋常でなくキツい


だが数多なるド汎用カードを切り捨ててでもメインデッキの大半を「サイバース族」で埋めることで、その条件を満たしている




サイバース族1体の「リンク・ディサイプル」
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サイバース族2体の「サイバース・ウィッチ」
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その縛りは、単純にサイバース族を並べるだけで突破出来た。その解決方法で構築されたのが、デッキとしての【サイバース族】


その強みは「あらゆる方法でサイバース族2体が並び、サイバース族縛りのリンクモンスターを出せる」ことにあった





なのに「レベル2以下のサイバース族」や、「レベル3以上のサイバース族2体」


従来よりも更なる縛りが付いており、尚且つデッキの安定度が高まる訳ではないという悪夢



悪夢でなければ、何だというのか。










終焉


ストラクチャーデッキ「マスター・リンク」、ようやくその一部が垣間見えたというのに、また繰り返してしまう


なんだ、内容は弱いのに再録は強いのか。これじゃあ『パワーコード・リンク』というより『パワーカード・リンク』じゃないかww



この、サイバースストラクが発売するたびに起こる悪夢のループから、いよいよ抜け出さなければならない。メインデッキの新規収録が最後の救い











しかしトロイメアは無限に立ちはだかる。




サイバース族が新規収録される度に「は? つっよwww」などと無理をして、強い使い方を模索。



その度に、脳裏には、トロイメアが浮かぶ。



差し伸べられる。悪魔の手






ある程度の展開力を持ったデッキならば、どれほど「こだわり」を意識しようと、トロイメアという怪物に、無遠慮に、エクストラデッキを侵食される



果たしてそれは善か悪か








ゴブリン「展開力が足りない?」


足りないです






マーメイド「展開力が欲しい?」

欲しいです






フェニックス「神やアンカー、怖いよな?」


怖いです







全て解決する。即ち、「善」




これを「善」と言わず、何だというのか。










嗚呼、トロイメアは
















最高だ───────
















終わりに

以上で、紹介とはとても言えない記事を終える・・・



メインデッキの方の新規カードが公開されれば、後編として猛烈に書きたいと考えています。


以上、ここまで読んで頂き、ありがとうございました!




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