一週間前に隕石の初体験をしてマインドクラッシュした
タイトル通り以外の何物でもないのだが、ちょうど先週頃にニビルを食らった。
「別に不思議でもない。ニビルは、あまりに過剰な展開を抑止する為にも必要」
それは疑いの余地なくそう思う。
そう思うが、筆者はそれが初めての「ニビル打たれマシタ体験☆」だったのだ
つまり、ニビルの効果判明時も「ゆーて笑。流行らんやろワラ」状態だったし。
ニビル来日後も「ドラゴンリンクはニビルを一切警戒していない。故に、大丈夫✋」
こんな感じの思考停止に陥っていた。
大丈夫だ。今だってニビルを食らっていないし、今後も大丈夫。
「ニビル食らったけどヤバすぎでしょ。遊戯させる気ない」
みたいなツイートを見てしまっても、限りなく音速を超えた指の動きでスワイプし、そのツイートを画面外に追いやった。
なのに。
先週頃、カードショップにてフリーをしている中。
「このデッキ、サイバースに遊戯させる気ないからヤバそう」
などと言われつつも、脳が停止していた筆者は「でも未だニビルを食らっていないし余裕。無敵。愚かw」と思考しながら、特殊召喚が5回で済むはずのないテーマ【コードトーカー】で挑み。
「これでエクストラリンク。残った2体でマスカレーナ出します」
「エンドで」
相手が、ニヤニヤしている。
なんだ・・・? 悪寒がする
ニヤニヤしながら「メイン終了前、いいですか?」
脳が、停止していた脳が。途端に再起動する。
先行1ターン目のメインフェイズに、それも完全なフリーチェーンで使えるカード。
頭の片隅で凝縮し「知らないフリ」をしていた「あのカード」。
それを無理やりに思い出させられた。
「・・・ょう前、いいですか?」
あ、あ、
「・・・ン終了前、いいですか?」
い、いやだ。
「メイン終了前、いいですか?」
嫌だ。一生「メイン終了前」のままを維持して生きていたい。
なのに
「発動で(ペラッッッッッ)」
※おれの脳内
残ったのは、少しだけ打点の高いトークン。
それでも、対戦前に「ニビル未だ食らってないんすよね〜w」「一応ケア札何枚か入れてるんで(早口)」などと宣っていたため、ここで緊張を悟られると小っ恥ずかしい。
いぶし銀な表情を浮かべながら「う〜んやっぱ持ってたか〜」などとまるで一進一退の攻防を行っているかのような言葉を発し。
「リンクスパイダー入れてれば、マイクロコーダーとで後続作れたかも!」などと無限に等しい遠吠えを発し。
まるで「返しで何とかなるか〜」とでも言いたげな、若干余裕ありますよフェイスでターンを渡した・・・
ニビル。それは調子に乗りすぎた展開系を滅するためだけに生まれた災厄。
なので、姫やオルターといったデッキで遭遇することは殆ど無いだろう
だが。それでも。
「ヴァレソでワンキルしたろ」などと軽率に5回以上動いたが最後
「MEIN SYURYO MAE IDESUKA?」
次は、貴方に降り注ぐかもしれない────
(おわみ)