平和の具現化【メルフィー】と怪異の具現化「ディノミスクス」の共存レポート
「遊戯王ブログナビ」でも掲載されています(・ᴗ・)
日常の中で、ふと「これっておかしくない?」と疑問あるいは不信感を抱いたので、本記事をもって共有しておきたい。
筆者は現代遊戯の精神安定剤とも揶揄されているメンタルヒールテーマ【メルフィー】を使用している。
そして、その構築の中で「バージェストマ・ディノミスクス」というカードを採用しているのだが
シンプルに除去として有効である以外にも、以下の三つのメリットが存在する。
①手札コスト確保のしやすさ
メルフィー特有の「手札に戻る。その後〜」により、手札を減らさずに立ち回ることができる。
そのためディノミの手札コストとして戻ったメルフィーを活用しやすく「手札コストを捻出しやすい」訳だ
②レベル2の供給
エクシーズテーマである【メルフィー】はランク2「森のメルフィーズ」を擁している。
そして素材が「レベル2モンスター×2」なので、バジェ特有の自己蘇生によるレベル2の供給が非常にマッチしており、相性が良い。
③コスト先のコンボ
ディノミの手札コストとして「未界域のビッグフット」を使用すれば、捨てられたビッグフットの破壊と合わせて2枚除去が可能となる。
だが「ビッグフットを都合よく持ってるのか?」という当然の疑問はある
あるんです。メルフィーキャシィ
キャシィの固有効果は「(レベル関係なく)獣族を1枚サーチ」。これにより、本来なら意味のない相手ターンにビッグフットをサーチという挙動と、手札を捨てるディノミスクスを併用することで、盤面を2枚処理できる
以上がディノミスクスを採用した場合のメリットで、
本題
そんなことは塵ほどどうでも良い。小学生でも考えられる。
本記事における最大の問題点とは、即ち
このヤバいイラストが描かれた長方形のナニかを、【メルフィー】という濃縮された神秘にぶち込んで大丈夫なのか?
これである。
データとしては「カンブリア紀?に生息していた固着性の動物」とか何とからしい。
が、重要なのはディノミスクス本体の水色のワシャッとした何か+中心の円盤のようなものというデザイン
古生物だのバージェス動物群だの関係なく、そのあまりに恐怖的なデザインの化け物を、メルフィーモンスターが大半を占める集団に放り込むのは危険ではないのか。
「メルフィーパピィを召喚♡ かわいい・・・」などと恍惚な時間を過ごしていたのに、突如として「ディノミスクス」という異物をドロー等で引き込んでしまう
これが問題なのだ。
それも、単に「ディノミスクスのイラストだから」という問題ではない。
デッキとしての【メルフィー】を使用し、回数を重ねてメルフィーを視認するうちに、目が「メルフィー」を捉えて離さなくなる現象が起こる。つまり
「メルフィーかわいいな・・・♡」
「(トップでドローしたディノミスクス)」
「ヒッ!こ、怖い!早く『メルフィー』を見ないと・・・」
という形で、「メルフィーに慣れた状態」の眼球で恐ろしいイラストを視認すると、大きなショックを起こすことが考えられる。
最悪の場合、デッキ関係なく「ディノミスクス」を見るだけで呼吸困難に陥るケースも想像できるだろう。
ちなみに筆者もディノミスクスを見ると悲鳴を上げる
これは前述の通り「イラストが気持ち悪いから」であって「通常召喚した『サイバース・ガジェット』を処理されるのが怖い」からでは断じて無い。
デッキ内のパワーバランス
メルフィーは弱い。1体1体の打点は500にも満たないし、全員集合して「わくわくメルフィーズ」となっても2000しかない。
そんなか弱い集団に、たった1枚(モンスター化しても1200打点)の「ディノミスクス」を投入するだけでも、危険を伴うことは充分に予想がつく。
明確な理由は二つある。 以下に載せるが、
①食物連鎖
つまり、食べられちゃうかもしれない。
一説によるとディノミスクスの大きさは10cm程度らしいが、メルフィーは多分5cmくらいだろう。かわいいから。
②ディノミスクス自体の耐性
バージェストマ特有の「モンスター効果を受けない」耐性により、【メルフィー】が誇る外敵殲滅兵器こと「カラントーサ」で破壊できないのだ。
「同じデッキ内に存在してるんだから関係なくない?」という最もなクレームが入るだろうが、本記事の題材が根本から崩れかねないため受け付けない。
共存
これほどの問題点があるにも関わらず、今日(コンニチ)も世界中でディノミ入り【メルフィー】の構築が存在している。
それは何故か。
互いを「敵」と認識せず、本記事の最初あたりで雑に書き散らした互いのシナジーをしっかりと把握して「共存」する道を選んだのだ。だからこうして、
こうして、「メルフィー」と「ディノミスクス」は同じデッキ内で肩を並べられている。
それに構築に並べていれば、段々とディノミスクスもメルフィーっぽく見えて・・・
見えて・・・
あれ?どう見てもメルフィー
これはメルフィーなのでは?
だって、何だかフヨ〜と空間を漂っているみたいでかわいい。
これは進化だ。受け入れられない筈のモノを快感に変換できた
ありがとうメルフィー。そしてディノミスクス、今日から「メルフィー・ディノミィ」になろうな。
こうして、問題は解決した。
ディノミスクスも幸せそうに「森のメルフィーズ」のエクシーズ素材となる日々を送っていて・・・
何の話ですか?(終)