現れろ!未来を導くサーキット!
とは、今年9月まで放映されたアニメ「遊戯王VRAINS」の主人公の、リンク召喚時の口上である。
その名の通り未来を導くという、マーカーを繋げていくリンク召喚にピッタリな口上
そんなリンク召喚だが、レベルを合わせる必要もチューナーも必要とせず奇妙な矢印の塊を大量展開し、最終的には「両EXゾーンの封殺」という制圧手段をもってイージーウィンを頂く、極めて悪辣な戦法が存在する
それがエクストラリンクであり、これを主戦法とするサイバース族テーマ【コードトーカー】を、自分は悶々と考えている。
「未来を導く」などと銘打っておきながら、行き着く先は大量展開による封殺と対話否定なのだから、全く皮肉も良いところだ。
などと気味悪く笑っていると
ピロンッ♪
スタ速(スターライト速報)の通知だ。なんだろう
ドン!!!!!!!
ここで、心に感情が二つ生まれる
具体的には「ルール変更だとして、どちらのパターンなのか」ということ
一つは「現在のゲームスピードを規制する変更」。
リンク召喚が発足した際、それに伴い「EXゾーンから展開してね」という擬似的な縛りを付けることで、大量展開を抑制した。
今回もこの形で何かが規制されるのだろうか。例えば「エクストラリンク廃止」など
もう一つは新召喚法。これに関しては慣れれば問題無いし、新たな戦略が生まれるのだから、恐怖より興味が上回る
「4月の新弾が『ライズオブデュエリスト』だからライズ召喚だ!」などという安直かつ愚直すぎる混迷極まりない考察もなされているが。
さぁ・・・
どっちだ・・・・・!
バン!!!!!!!
?
???
うん。
うん?
(表面的な理性)
まあwww
いうてしんくろ、えくしーずだけじゃぱわーぶそくww
いくらてんかいしても、りんくもんすたーがいないときびしいでしょwwww
(本音)
いやいやいやいやいやいや
無理無理無理無理無理無理
リンクやペンデュラム以外とは言っても、EXゾーンとか関係無しに自由自在に出てくるのはヤババババババババババババ
思い付くは「超雷」擁する【サンダードラゴン】、「メルカバー」擁する【召喚獣】
あとゴヨウディフェンダー・・・
EXモンスターゾーンという「抑制の象徴」でもあった入口は、ルール変更により(シンクロ融合エクシーズに限定されるが)EXゾーンだろうがメインゾーンだろうが場所を気にせず出せるようになった。
言わば「不可視のリンクマーカー」が顕在しているようなもの
だが、本当の問題はこんなモノではない。
前述したエクストラリンクという「決まればある程度の行動を抑制できる」絶対的な戦法
これを融合シンクロエクシーズの3種類だけは、EXゾーン封殺など関係なく展開可能ということ。
【コードトーカー】側から見れば、必死こいて完成させた盤面を「あらよっと」という感じに越えられるのだ
勿論「そもそもEXデッキを多用しないデッキ」や「主力にリンクモンスターを扱うデッキ」に対しての、エクストラリンクの封殺力は健在といえる
(前者は封殺力というよりは、リンクモンスターの物量による圧殺)
しかし、少なくとも「影依融合」や「簡易融合」といったリンクモンスターもそれ以外も使うデッキには、突破手段が自然と生まれてしまった
エクストラリンクの威力低下。それによる【コードトーカー】の盤面弱体化
これは「原始生命態ニビル」以来の絶望感といえるだろう。未来は、閉ざされた────
希望①
などと、地球が今日で終わるかのような勢いであるが、同時に判明した2月7日発売「マスターガイド6」に収録される2枚のカード
《グッサリ@イグニスター》
星8/地属性/サイバース族/攻3000/守3000
このカード名の(1)(2)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):リンクモンスターが戦闘で破壊された時に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分のリンクモンスターが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。その相手モンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える。
(3):自分のリンクモンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に、墓地のこのカードを除外して発動できる。そのお互いのモンスターの攻撃力は3000になる。
《ガッチリ@イグニスター》
星8/地属性/サイバース族/攻 0/守3000
このカード名の(1)(3)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分フィールドのサイバース族の効果モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果を無効にし、このカードを手札から特殊召喚する。
(2):自分フィールドのサイバース族モンスターはそれぞれ1ターンに1度だけ効果では破壊されない。
(3):このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、自分フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。その自分の表側表示モンスターは相手ターン終了時まで相手の効果を受けない。
この2枚の判明によって、多少は生きる力を取り戻した。
特に「ガッチリ@イグニスター」は容易に手札から展開可能であり、場に居るだけで全サイバース族にターン1で効果破壊耐性を与えられる。
純粋に「ライトニングストーム」や「幽鬼うさぎ」を簡単にケアでき、またガッチリ自身が墓地へ行けば、対象の1体に完全耐性を相手ターン終了時まで付与
耐性が「相手ターン終了時まで」と非常に長いため、ガッチリを素材にして出したリンクモンスターを対象にすると相手ターン中も耐性が永続する
「グッサリ」の方は戦闘サポートに特化しており
⚫自分か相手のリンクが死ぬと出てこれる
⚫自分リンクが相手を戦闘破壊した際に、その攻撃力分のダメージを与える
⚫自分リンクと相手の戦闘時に、自身を墓地から除外すれば互いを同打点にする
と、リンクモンスターの戦闘を持ち上げるアグレッシブな性能。
展開には関わらないのが低めの評価であるが、ポンと出てくる3000打点というだけでも充分すぎるパワーだろう(遊戯王wiki風)
どちらもレベル8であるためサーチ手段は限られる。特に「ガッチリ」の方は採用したい効果だが、構築と要相談といった感じ
希望②
来月のVジャンプ付録。カード名は
《アーマード・ビットロン》
現在分かっている情報は、効果モンスターでレベル2・闇属性。もう強そう
そして「サイバース族を強化する新カード!!」という紹介文。どう見積もってもサイバース族であり、これで「ドラゴン族」だったら守護竜エルピィを一生恨む。
ん?いや黄色い方がピスティか。あれ?
いずれにしても「ガッチリ」「グッサリ」の二種類、そして「アーマード・ビットロン」には絶大なる期待を寄せておきたい
そして、忘れそうになるが手札リンク残りの二属性「炎」「光」だけが未判明。これらが出る可能性があるだけでも救われるものだ
コナミ宛てには「光と炎が、欲しいです。宜しくお願い致します」と毎日メールを送ろうと思う
まとめ
・新ルール→怖い
・ゴヨウディフェンダー→怖い
・閃刀姫→怖くない
・オルターガイスト→怖くない
・魔術師→怖い
・サンドラ→怖い
・エクストラリンク→(相手から見て)怖くない
・エクストラリンク→(自分から見て)怖がってくれない
・シンクロ→嬉しい
・融合→嬉しい
・エクシーズ→嬉しい
・ペンデュラム→どうして俺ばっかり…
・コナミ→順応せよ
順応せよ───────
(END)
RTでルールに慣れよう
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— オオニシ (@soospsp) 2019年12月21日
リンクマーカーは崩壊し、新たなる始まりと共に「存在意味」を失った一つの戦法について - くもまものhttps://t.co/G1OrzIv38j pic.twitter.com/hriU11f8Os