期待された新弾の約3割を埋め尽くす脅威の侵略テーマ【聖天樹】について
「遊戯王ブログナビ」でも掲載されています(・ᴗ・)
植物
と聞いて何を想像するだろうか。
真っ先に想像するのは「花」だと思う。
ここで「ああ、あの吸うやつね」などと回答した方は、早急に通報され「人生のエンドフェイズ」を迎えることになるので気を付けて頂きたい
「植物」に対する感覚が鋭いYP(ユウギオウプレイヤ-)としては、他に「ダンディライオン」「フェニキシアンクラスターリリ…クラスターマリリ…?8回爆発するやつ」などが挙げられる。
即ち「植物族は基本的にロクなことにならない」という思考が浮かぶだろう。
ソリティアだの先攻ワンキルだの、展開デッキの先端はいつだって【植物族】が突っ走ってきた。そして規制された
そもそも一種族として許される範疇を超えたカードが多すぎる。ロンファ、捕食セット、スポーア、にん人・・・
更には上記のようなドハンヨー効果を持つリンクモンスターが居ていいのだろうか
そしてアロマ関係なくないか
このように、もはや「植物族テーマ」を出す際には規制されない程度のパワーダウンが必要である。
「パワーを抑制した前提」で生まれてくるテーマなんて、その将来性は完全に閉ざされたに等しい。
あまりの閉ざされ具合、これには《閉ザサレシ世界ノ冥神》も驚愕を隠せない
誕生
前置きがG打ったらマンティコアループされてデッキ切れになるまでの時間くらい長くなったが、本題に入る
前述の通り「サブギミックのポテンシャル高すぎて植物族テーマのパワー抑えられ問題」がありながら、新たに植物族テーマが誕生した。それが↓
《聖天樹の幼精(サンアバロン・ドリュアス)》
リンク1/地属性/植物族/攻 0
【リンクマーカー:⬇】
レベル4以下の植物族モンスター1体
(1):このカードが「聖種の地霊」を素材としてEXモンスターゾーンにリンク召喚された場合に発動できる。デッキから「サンヴァイン」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
(2):このカードは攻撃対象にされない (この効果が適用されたモンスターしか自分フィールドに存在しない状態での相手の攻撃は自分への直接攻撃になる)。
(3):1ターンに1度、自分が戦闘・効果でダメージを受けた場合に発動できる。その数値分だけ自分のLPを回復し、EXデッキから「サンヴァイン」モンスター1体を特殊召喚する。
前作アニメ「遊戯王VRAINS」にて登場したテーマ【聖天樹(サンアバロン)】である。
ところで筆者は「強化されるのが確実だから」という甘ったれた理由のもと、アニメ産テーマはとりあえず考えるスタンス。
それに【聖天樹】はOCG化してほしいと2018年から密かに願っていて
アニメのサンアヴァロン、植物バニラ1体のリンク1植物族とかだし、少なくともダンディ擁する植物リンクが消えないとOCG化されなさそう
— オオニシ (@soospsp) 2018年2月18日
植物リンクという「展開系の災厄」といえる概念は、ダンディライオンやFWDの規制により消滅した。
それなら、今このタイミングでOCG化された理由も納得がいく!なるほど〜〜
遊戯王VRAINSは、既に終わっている
そう、終わっているのだ。故に新規も出ない
(身体が拒否するほどテーマ外カードを入れまくり、現代遊戯のパワーを酷使する図)
訳の分からないタイミングでOCG化され、恐らく通常ブースターに新規など来ないであろう悲しみに包まれたテーマ【聖天樹】
「selection10のテーマ強化枠なのに13枚も枠を取るな」
「そもそも弱くないか・・・?」
「ただの木で草」
ボコボコに罵られた哀れな木、このまま放置するには可哀想という気持ちの悪い慈悲思想をもって、本記事で「舐めてませんか?木を」と言わんばかりの、凄まじい熱意で考察していく───
聖天樹なにするの
上記にリンク1モンスターを貼り付けたが、要するに「リンクテーマ」である。
リンク値を並べ、展開し、制圧する
ところで【聖天樹】のリンクモンスターはリンク1〜4と合計4体存在し、その内リンク1〜3は全く同じ効果を擁している。
《聖天樹の幼精(サンアバロン・ドリュアス)》
リンク1/地属性/植物族/攻 0
【リンクマーカー:⬇】
レベル4以下の植物族モンスター1体
①:このカードが「聖種の地霊」を素材としてEXモンスターゾーンにリンク召喚された場合に発動できる。デッキから「サンヴァイン」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
②:このカードは攻撃対象にされない (この効果が適用されたモンスターしか自分フィールドに存在しない状態での相手の攻撃は自分への直接攻撃になる)。
③:1ターンに1度、自分が戦闘・効果でダメージを受けた場合に発動できる。その数値分だけ自分のLPを回復し、EXデッキから「サンヴァイン」モンスター1体を特殊召喚する。
この②③の
⚫「攻撃対象にならないよ(殴る先いなければ直接攻撃となる)」
⚫「ダメージ受けたら『サンヴァイン』を特殊召喚するよ」
という効果のみ(後者はリンク数に応じて発動回数が増加)リンク1〜3の共通効果となっており、以下にリンク2〜3を貼り付けていく。
「その前にテキストにある『聖種の地霊』と『サンヴァイン魔法罠』ってなんだ。オリカ?」となるため、そちらを先に載せておく
《聖種の地霊(サンシード・ゲニウス・ロキ)》
星1/地属性/植物族/攻 0/守 600
通常モンスターだが、前述したリンク1のサーチ効果の使用にはこのモンスターをリンク素材にする必要がある。
そしてそのサーチ先となるのが
《聖蔓の社(サンヴァイン・シュライン)》
永続魔法
自分フィールドに「サンアバロン」リンクモンスターが存在する場合、手札を1枚墓地へ送ってこのカードを発動できる。
①:このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、自分は植物族モンスターしかEXデッキから特殊召喚できない。
②:1ターンに1度、発動できる。自分の墓地からレベル4以下の植物族の通常モンスター1体を選んで特殊召喚する。
③:相手エンドフェイズに、魔法&罠ゾーンの表側表示のこのカードを墓地へ送り、 自分の墓地の永続罠カード1枚を対象として発動できる。そのカードを自分の魔法&罠ゾーンにセットする。
とても長くて「とりあえず強くは無さそう」と解釈しかねないが、要約すると
⚫サンアバロンがいれば手札1枚コストにして場に貼れるよ
⚫起動効果でレベル4以下の植物バニラを蘇生できるよ
⚫相手エンド時に、墓地の永続罠と入れ替えられるよ
「何で手札コストいるの?」「なんで植物バニラだけ?」などと思われるのも無理ないが、この永続魔法が後述する先攻展開に重要となる。
では、先程のリンク1の②③の効果↓
⚫「攻撃対象にならないよ(殴る先いなければ直接攻撃となる)」
⚫「ダメージ受けたら『サンヴァイン』を特殊召喚するよ」
が同じ共通効果であるリンク2〜3を以下に貼り付ける
《聖天樹の精霊(サンアバロン・ドリュアデス)》
リンク2/地属性/植物族/攻 0
【リンクマーカー:↙↘】
「サンアバロン」リンクモンスターを含む植物族モンスター2体
①:このカードは攻撃対象にされない(この効果が適用されたモンスターしか自分フィールドに存在しない状態での相手の攻撃は自分への直接攻撃になる)。
②:自分が戦闘・効果でダメージを受けた場合に発動できる。その数値分だけ自分のLPを回復し、EXデッキから「サンヴァイン」モンスター1体を特殊召喚する。この効果は1ターンに2度まで使用できる。
「ダメージ受けたら即回復して『サンヴァイン』を特殊召喚」の効果回数が増えただけで何も変わらず、全く同じ
《聖天樹の大精霊(サンアバロン・ドリュアノーム)》
リンク3/地属性/植物族/攻 0
【リンクマーカー:↙⬇↘】
植物族モンスター2体以上
①:このカードは攻撃対象にされない(この効果が適用されたモンスターしか自分フィールドに存在しない状態での相手の攻撃は自分への直接攻撃になる)。
②:1ターンに3度まで、自分が戦闘・効果でダメージを受けた場合に発動できる。その数値分だけ自分のLPを回復し、EXデッキから「サンヴァイン」モンスター1体を特殊召喚する。
③:1ターンに1度、このリンク先のモンスターが攻撃対象になった時に発動できる。攻撃を無効にし、その自分のモンスターの位置を、他の自分のメインモンスターゾーンに移動する。
こちらはリンク3なので「3回まで受けたダメージを回復して『サンヴァイン』を出す」効果になっており、リンク先を攻撃から守る効果もあって・・・
アクセスインテグレーション
現代遊戯において「攻撃対象にならない」「ダメージ受けたら展開」なんて遅すぎる立ち回り、出来るはずがない。
※アクセスコードの効果発動名
アクセスインテグレーション
アクセスインテグレーションされる。墓地に溜まったリンクモンスターを丁寧に並べられ「効果!効果!効果!メイン終了」紛れもない環境破壊。
現代遊戯におけるゲームスピードの中で、【聖天樹】のこの「リンク立てて(ダメージ)受けてから展開&反撃」なんて、教科書のような挙動をしていては恐らく厳しい。
最低限「先攻制圧」或いは妨害を構える必要がある
一応、リンク1〜3を超えたリンク4が存在し
《聖天樹の大母神(サンアバロン・ドリュアトランティエ)》
リンク4/地属性/植物族/攻 0
【リンクマーカー:⬆+↙⬇↘】
リンクモンスター2体以上
①:このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「サンアバロン」魔法・罠カード1枚を手札に加える。
②:このカードは相手の効果では破壊されず、攻撃対象にされない(この効果が適用されたモンスターしか自分フィールドに存在しない状態での相手の攻撃は自分への直接攻撃になる)。
③:1ターンに1度、このカードのリンク先の自分のリンクモンスター1体をリリースして発動できる。そのリンクマーカーの数まで、相手フィールドのカードを選んで破壊する。
リンク1〜3の木とは異なり効果破壊耐性が付与されているため、攻撃対象にならない共通効果も相まって非常に堅い。
でも「回復&サンヴァイン出す効果」は無い。
なんで?
また、盤面破壊の効果を持っているが、リンク4で複数枚の破壊ならアクセスコ
代わりに、リンク召喚時にサーチ可能な「サンアバロン魔法罠」として1枚だけ↓
《聖天樹の開花(サンアバロン・ブルーミング)》
永続罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、このカード名の(2)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
①:このカードの発動時の効果処理として、自分フィールドにリンク4以上の植物族リンクモンスターが存在する場合、相手フィールドの全ての表側表示モンスターの効果は無効化される。
②:自分の植物族リンクモンスターが戦闘を行うダメージ計算時に発動できる。そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで、そのリンク先のモンスターの攻撃力の合計分アップする。
これを確定で持ってこれる。
発動時に相手の場にいる全てのモンスター効果を無効化できるため、満を持しての「妨害札」となる
更に植物族リンクの攻撃力を、そのリンク先から全集結させる「援護射撃 Lv.100」といえる効果もあり、元々の打点0の「サンアバロン」リンクモンスターの打点不足を補える。
サンヴァインなにするの
ところでダメージを受ける→回復→から出てくる「サンヴァイン」、何者なんだと疑問を抱くだろう
全部で三種類おり、
《聖蔓の剣士(サンヴァイン・スラッシャー)》
リンク1/地属性/植物族/攻 800
【リンクマーカー:⬇】
植物族の通常モンスター1体
①:自分フィールドの「サンアバロン」リンクモンスターが効果でフィールドから離れた場合に発動する。このカードを破壊する。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合、フィールドの「サンアバロン」リンクモンスター1体を対象として発動できる。このカードの攻撃力は、そのリンクマーカーの数×800アップする。
③:このカードが戦闘で相手モンスターを破壊し墓地へ送った時に発動できる。そのモンスターをリンクモンスターのリンク先となる自分フィールドに効果を無効にして特殊召喚する。
第一の「サンヴァイン」。
リンク1の木から出てくると打点1600と弱々しいが、リンク2から出ると2400、リンク3から出ると打点3200にまで達する。
また、戦闘破壊するとコントロール奪取するゴヨウ効果も相まって【聖天樹】におけるメインアタッカー兼フィニッシャーとなる。
ターン1も無いので、リンク2〜3の木(画像ではリンク3)とダメージを受けるための特攻札を複数体おけば
自爆特攻→ダメージを受ける→木の効果発動と繋がり・・・
全て回復に変えるため、最終的なライフロスなく高打点を連発可能という訳だ
更には、前述したリンク4でサーチできる永続罠「聖天樹の開花」の打点集結効果により、攻撃力0の「サンアバロン」をそのままスラッシャーの攻撃力と同じにできる
《聖蔓の守護者(サンヴァイン・ガードナー)》
リンク1/地属性/植物族/攻 600
【リンクマーカー:⬆】
植物族の通常モンスター1体
①:自分フィールドの「サンアバロン」リンクモンスターが効果でフィールドから離れた場合に発動する。このカードを破壊する。
②:「サンアバロン」リンクモンスターとリンク状態になっているこのカードが 相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。その戦闘で発生する自分への戦闘ダメージは半分になる。
③:このカードが戦闘で破壊された時に発動できる。そのダメージステップ終了後にバトルフェイズを終了する。
第二の「サンヴァイン」。テキストを読んで「?」となるだろうが、その感情に一切の間違いはない
弱いのだ。シンプルに
戦闘ダメージが半分?
戦闘破壊されたらバトル終了?
アクセスインテグレーション
現代遊戯において「戦闘ダメージ半分」「戦闘破壊されたらバトル終了」なんてあまりに遅すぎる壁、信頼できるはずがない。
《聖蔓の癒し手(サンヴァイン・ヒーラー)》
リンク1/地属性/植物族/攻 600
【リンクマーカー:⬆】
植物族の通常モンスター1体
①:自分フィールドの「サンアバロン」リンクモンスターが効果でフィールドから離れた場合に発動する。このカードを破壊する。
②:このカードが特殊召喚に成功した場合、フィールドの「サンアバロン」リンクモンスター1体を対象として発動できる。自分はそのリンクマーカーの数×300LPを回復する。
③:自分の植物族リンクモンスターが相手に戦闘ダメージを与えた時に発動できる。自分は600LP回復する。
第三の「サンヴァイン」。疑問の余地も隙間もなくシンプルに弱・・・
と思われるが、この訳の分からない回復効果が後述する【聖天樹】の展開に強く結び付いている。
では以下より、有象無象の植物族サポートをこねくり回した【聖天樹】先攻展開について解説していく
基本展開①「ゲニウスロキ+Emトリッククラウン」
「聖天樹、関係ないのでは?」
「もう弱そう」
などと怒号が飛び交うかもしれないが、待ってほしい。
サンアバロンの「ダメージ受けたら回復&『サンヴァイン』を出す効果」は効果ダメージでも反応する
故に、墓地に行くだけでダメージを受けられる「トリッククラウン」と、リンク1を経由して手札を捨てられる「聖蔓の社」を持ってこれる「ゲニウスロキ」を組み合わせることで・・・
ブログ用サンアバロン展開①
— オオニシ (@soospsp) 2020年11月15日
ロキ+トリクラ pic.twitter.com/jkRl61u5iE
こうなる。
しかしながら、大抵の場合は展開だけを載せても
「意味不明だ・・・」
「弱そう」
「知らないカードが多すぎる」
「弱そう」
といった苦言が滲み出ることは想像にカタクない。
なので展開動画を少しだけ分かりやすい図にしてみた
↓
↓
↓
↓
バニラ「ゲニウスロキ」を素材に、リンク1「ドリュアス」をリンク召喚。
サーチした「聖蔓の社」を発動するために、トリッククラウンを墓地へ送って1000ダメージを受ける。それをトリガーにして「サンヴァイン」を出し、
リンク1のドリュアス+今出したサンヴァインでアロマセラフィ・ジャスミンをリンク召喚。
そのまま残ったトリッククラウンを「にん人」に変換して、
「聖蔓の社」で植物バニラのゲニウスロキを蘇生して
・にん人をドリュアスに
・ゲニウスロキを癒し手に
それぞれ変換して癒し手の効果で300回復。
この回復をトリガーとし、ジャスミンの「自分が回復すると植物族サーチ」を発動、「アロマージ・ローリエ」をサーチする。
アロマージ・ローリエ
を自身の効果でSSし、癒し手とで2体目のジャスミンをリンク召喚。
ローリエは墓地へ行くと500回復するので、それをトリガーに2体目ジャスミンのサーチ効果を発動(同名ターン1ではない)。
ここでは「スポーア」をサーチ
2体のジャスミンでリンク4「ドリュアトランティエ」をリンク召喚し、妨害札である「開花」をサーチ。
更に、先程のスポーアをコストに「にん人」を蘇生させ、そのままスポーアも自己蘇生。
にん人(☆4)+スポーア(☆2)で「スイートマジョラム」
をシンクロ召喚して「恵みの風」をサーチ
結果、二つの妨害が成立し
①「開花」により、一度だけ相手モンスターを全無効化
②「恵みの風」で500回復→「スイートマジョラム」によりカード1枚を破壊
加えて、リンク1「ドリュアス」の存在によりダメージを受けると打点4000の「スラッシャー」を出せるため、ターンが返ってきた際のキルを取りやすい。
更には「スイートマジョラム」がいると、ライフが勝っている限り全植物族が相手効果の対象にならないが、展開過程での癒し手(300回復)とローリエ(500回復)によりライフ8800なので対象耐性はしっかり付与されている
そして「開花」の第二効果攻撃力集約により、単体では何も生み出さずダメージも与えられないリンク4を「ゴリラ攻撃力」に変えることができ、ワンキルすら可能。
基本展開②「ゲニウスロキ+ゼピュロス」
続いて、同じようにダメージを受けられる「ゼピュロス」を使った展開だが、最終盤面および展開パターンは殆ど変わらない。
①ゲニウスロキ召喚→リンク1「ドリュアス」を出して「聖蔓の社(シュライン)」をサーチ
②ゼピュロスをコストに「シュライン」を発動
ここまでは同じだが、トリッククラウンと違ってゼピュロスを蘇生するためシュラインを手札に戻す必要がある。
なので先にシュラインの効果を使用してゲニウスロキを蘇生してから、シュラインを戻してゼピュロスを蘇生。からの400ダメージで「ドリュアス」起動→展開開始。
基本展開③「ゲニウスロキ+パラレルエクシード」
最強のリンク値増加マシーン「パラレルエクシード」との組み合わせでも動け、こちらは前述した「+ゼピュロス展開」を応用したパターン。
なのだが、パラレルエクシードを使うだけあって展開の伸びが凄まじく、ここまで紹介した「マジョラム+開花」の妨害に加えてヴァレルロードサベージも構えることが可能となる
それが以下の展開で↓
ブログ用サンアバロン展開②
— オオニシ (@soospsp) 2020年11月15日
ロキ+パラレル+適当な手札1枚 pic.twitter.com/1w6d5v9ebY
つまりパラレルから「フォースストリクス」
でゼピュロスをサーチ、それをコストにシュライン発動となるため展開札がフォースストリクス1枚分増えている訳だ。
サベージを出すため「にん人+スポーア」を素材にしているが、スポーアをレベル4として蘇生するには、ジャスミンのリクルート先を最強植物ローンファイアブロッサムにすることで可能
そしてレベル6シンクロ「マジョラム」を作るにはチューナーが足りないが、
この謎のリンクモンスターを用いることで、植物族シンクロをシンクロ召喚扱いで特殊召喚できる。
リンク素材の「異なる種族2体」については、前述したように展開札がフォースストリクス1枚分多いため、初動で出てきたゼピュロスが「ジャスミンのコスト」にも「シンクロ・リンク素材」にもならず場に残る。
よって、ゼピュロス(鳥獣族)と植物族でリンク召喚可能であり、そのゼピュロスで手札に戻したシュラインを再度発動(名称ターン1ではない)
効果でバニラを蘇生→クロスローズ効果で自身&バニラをリリースして「マジョラム」を特殊召喚
という訳である。
ところで、実際サベージまで出した上でマジョラムを置くのは「パラレルエクシード絡み」以外では不可能に近いが、EXデッキの消費が「クロスローズ」1枚を使うため激しい。
なので、構築段階でサベージ(+クロスローズ)を切り捨てて最低限の2妨害で立ち回ることも考えられる。
よってこの展開に関しては「ここまで動けるんだスゲ〜」程度に思って頂ければ幸いである・・・
サブギミック
使用したカード以外でも、構築において「こんな植物」や「あんな植物」をぶち込むことで展開の貫通力や安定性を高めることを目的とし、何枚か紹介してみる。
言わずもがな植物版イビルツインと呼称され・・・されている「2体分」ギミック。
「初動でゲニウスロキが無い場合」
「ジャスミンでリクルートする先が無い(或いは引いてしまっている)場合」
など、様々な場面で植物族を広げられるため非常に使いやすい。
しかしデッキの枠を3枚埋めてしまう、バニラと一緒に引くと召喚権が被る、うららが重いなどデメリットも少なくない。
転生炎獣ガゼルのように手札からポンと吐き出せる。
吐き出せる効果とは「いずれかターン1」だが、墓地から自己回収できるため「シュライン」のコスト確保や後続回収にかなり役立つだろう
役立つだろう、「遊戯王wiki」のような言い回しになってしまった。
しかし「wikiみたいだな(笑)」と言われるのは「知識たくさん」とも解釈できて悪い気がしないので、訂正無しで進めようと思う
墓地から除外して植物族を吐き出せる。だけ。
しかしこのカード自体をリンク1「ドリュアス」に変換できるため「二重召喚」のようなアド損をすることなく展開可能。
更に、出したモンスターは罠の効果を受けないため「ドラグマパニッシュメント」「無限泡影」「コンキスタドール」を回避できるのもポイント。
サブギミックとして優秀だろう
構築
とりあえず考えた構築を載せてみる。
まだまだ煮詰める所もあり、あくまでも突貫工事感は否めないが「こんなのサンアバロンじゃない!」などとクレームを受けた際には、深夜にお邪魔してドラグマパニッシュメントさせて頂くので、どうかご理解頂けると幸いである。
こんな感じ。
パッと目に付くところで「トリッククラウン」「ゼピュロス」がフル投入されている。
が、ここで遂に狂った?などと批判された際には、学校や職場にお邪魔してアクセスインテグレーションさせて頂くので、どうかご理解頂けると幸いである。
※アクセスコードの効果発動名
展開の要「シュライン」を確保可能なバニラ「ゲニウスロキ」を引っ張る手段は多い。
しかし、その相方である「トリクラ」「ゼピュロス」「パラレル」に関しては、順当な枚数では5枚しか採用できない。
そこで「ならトリクラ&ゼピュロスをフル投入すれば!」と入浴中に思いついた。初動第一の構築、嫌いじゃないので
また、展開過程で持ってくる「シュライン」「開花」「恵みの風」だが、どれも「サーチ元(モト)と組み合わせなければ廃棄物」な性能であるため、1枚採用で問題ないと思われる。
おわりに
前作「VRAINS」のアニメ産テーマという事もあり、フーンで終わるには勿体ないと思って考えてみると意外と楽しい。
一時期、凶悪リンクギミックの集合体【植物リンク】が流行ったが、当時の筆者はソレを使用しておらず、大会でマッチングした際にはニコニコしながら「早く逝け♡」と展開を眺めていた。
それが今は血眼(チマナコ)になって植物族サポートを調べているのだから、何というか皮肉でしかない
とりあえず自らの脳内に形として成立させた【聖天樹(サンアバロン)】だが、他にも「罠で固めて展開を捨てた構築」や「オフリスダーリングの捕食ギミックを入れた構築(これはゴミが多すぎて辞めた)」など考えられる部分は非常に多い。
即ち未開拓といえるテーマなので、今後もちょこちょこ考察していきたい。そしてCSに持ち込みたい。
以上、ここまで読んで頂き、ありがとうございました!