くもまもの

緊急事態宣言と強制脱出装置で韻を踏めない

ありふれた行為「セット」が人間にもたらす幸福と不幸について


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定義

「セット」という行為がある。

これは盤面にカードを伏せることであり、あらゆる状況下において「不確定要素」を追加する挙動



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「カードを1枚伏せて・・・」


この後に連想する言葉は何だろうか。十中八九「ターンエンド!」であることは容易に考えられる。



デュエルリンクスにおいては、メインフェイズ2が存在しない為「バトルフェイズ!」とも考えられるだろう




勿論「モンスターのセット」も存在する。

【サブテラー】における導師のような、裏側状態からペロンッと表側になることで効果を発揮するリバースモンスターなど。




しかし、現環境における「モンスターをセットして・・・」に続く言葉。

それは、どう考えても「相手サブテラーじゃん!!!!!」としか思えない。筆者は《センサー万別》に極限まで追い詰められた経験があるため、ソレを擁する【サブテラー】に心の底から恐怖している。





もしも苦悶の表情でモンスターをセットしたならば、それはサブテラーではなく事故った【展開系】が苦し紛れに壁を生成する動きとも判断できる。



いずれにしても、カードをセットする行為に対し「セットした瞬間」ではなく「セットした直後の挙動」に気を取られるのが、YP(ユウギオウプレイヤ-)の性(サガ)というもの。



安心

結局のところ、カードをセットされるという事は「妨害を置かれた」という認識が殆どである。

が、同時に「恐らくこれ以上することが無いんだろうな」という絶大な安心感をもたらしてくれる

つまり「ホッとする」のだ。




例を挙げるならば、先攻を取られたとして手札誘発を握れていないとする。

現環境において「誘発が無い=死」のプロセスを強要してくるテーマは無数にある



1枚と1枚が組み合わさり、それが3枚にも4枚にも膨れ上がる爆発的なアドバンテージを、手札誘発を持たない状態では「どうぞ」「チェーン無しで」「無しで」「🍐」と促すしかない。





しかし、誘発が無いとして。相手側の行動が

「スタンバイ、メインまで」
「ん〜。セット、セット」
「終わりで」


こうであった場合の「おっ…助かった…」という妙な安心感は凄まじく、包まれるのだ。その安心感に。



あまり派手に動かれることなく「1枚セットして・・・」。ホッとする他ないだろう。その後の「メイン終了、エンドで」という言葉を心待ちにできる




絶望

以上のことを日々悶々と考えているのだが、やはり何事にも例外はある。


大会に出て、対戦相手とジャンケンをし、負ける。

相手は嬉しそうに「じゃあ〜…先攻で!」。何わろてんねん




さて、初手を見る。誘発は居ない。

とりあえず「誘発モリモリだなぁ〜何処に打とうかなぁ〜」とでも言いたげなニヤニヤフェイスを維持して対抗してみるが、おそらく効果は無い



相手「スタンバイ、メイン」
相手「・・・ん〜…(首を傾げる)」


自分「(おっ?事故った?)」
自分「(いけ!そのまま渋顔で「終わりで」宣言頼む!)」


相手「・・・セットで」


自分「(ウオオオオオ!!!キタ!手札は展開札で溢れている。余裕で捲れるな!)」


相手「発動」






















時が、止まった。

発動?先行で、カードを伏せて、そのままソレを発動?


どういう……何を言っているのだろう。そんな事ができるのなら【オルターガイスト】が最強になるじゃないか。許される筈がない



知らない間に《王家の神殿》でも発動していた?アニメかよ。そんなの有り得るはずが…






















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ア゜ッ
















それは、伏せたターンでも発動可能な最強の展開札シェードブリダンガンイン

ん?シェードブリガダン…イン…




ややこしいが、ともかく「シェード何たら」の発動は、上がりきったボルテージをどん底まで叩き落とされた。


ついでに展開され尽くし「トポロジックガンブラーによって、手札も叩き落とされた。









そんな

「ドラゴンリンクに先攻取られて1伏せスタートしてきたからヨシャ事故った勝ち!と思ったらシェードブリガンダインで何やねんってなった」

こと







ありませんか?(ターンエンド)

ここ最近になって爆発的に放出された【サイバース族】新規について

サイバース族

とは「遊戯王VRAINS」というアニメィシォンにて登場した種族であり、主人公遊作=藤木が使用する種族である。


カードプールを蓄え続け、OCGにおいても【コードトーカー】というテーマに方向性が固まった。主人公テーマという点にのみ魅力を感じた筆者は、気でも狂ったかのようにソレを考え続けている。










ところが今年9月、突如として遊戯王VRAINSは放送を終了した。



このテーマを無邪気に、純粋な心で遊んでいた筆者にとっては「コラ!こんなもので遊んじゃダメでしょ!」と玩具を取り上げられるのと同義。



もう「サイバース族新規」の登場は絶望的となった。どれだけ待とうが訪れない未来は、希望ではない

「エンドで〜」と4ハンタイタニック深淵ウーサを決められたのと同じ、どうあっても「死」以外の道がない絶望感。

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はっちグランドで初めて「未界域」の効果を使用されたレポ


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ついこの間、「はっちグランド」なる大型大会に参加した。




その時の戦績が4-3だったとか、大事な大会なのに【コードトーカー】という不可解なデッキを持ち込んだこととか。





そんな事はどうでも良く。


初めて【未界域(オルフェゴールも入ってた)】に当たった際の独特の挙動が衝撃的すぎた内容を、ここで語りたい。




突然見せつけられる怪物


ネッシー効果」



この淡白な一言と共に、突如として化け物のイラストを見せつけられる


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私「あっえっ……アッ…エ゛イ」


あまりに突然だったので、コミュニケーション能力が上手く働かずこちらが化け物であるかのような反応をしてしまう。


だが、問題はここからだ



突然渡されるサイコロ


「1〜5で。6やり直しで」


謎のセリフと共に、ポンと目の前に置かれるサイコロ。




何?振るのか?いま?

しかも何故か手札を1つに纏めて伏せている。手品か?




さっぱり分からないし、このサイコロを振ったらどうなるのだろう。

「3が出ましたね。では右手の指を、3本まで選んで破壊します」

とでも言われるのだろうか。



対象を取らないぶん、どの指がイカれるか心の準備が出来なくて怖い。





などと2秒ほど思考したタイミングで「これは直前に発動した《未界域のネッシー》の効果処理である」ことが理解できた。




ん?いやでも、出た目の「上から数えて」なのか「下から数えて」なのかが分からない。



手札の順番を覚えていて、都合が悪ければ下から数えるんじゃないか?





緊張や疲労もあり、途端に疑心暗鬼に陥る。

いやしかし普通に考えて「上から1〜5」だろう。どう考えても…



若干の不安を覚えつつ「では…振ります……」と、マッチ1本目の初プレイされたカードの処理を有り得ない緊張感をもって行う





「4ですね。では…」




普通に上から取るよな…?

もし下から取ったなら、即座にジャッジを呼び「対戦相手が……下から…その、いったんですけど」と宣告してやろう




「1、2、3、4番目ですね(ペラッ)」

普通に上から数えた。そりゃそうだ






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「貴方が選んだのはこのカードですね」ばりに、ピンポイントでネッシーを引き当てるも。



ネッシーは捨てられると別の未界域を引っ張ってくる。

じゃあなんだったんだ、この時間……





ネッシー効果……サーチで」








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あら〜^



とてもかわいい。癒される…

あっ手札に行ってしまった……ああ、シャカパチによって居場所がもう分からない…





そのかわいい動物を、早く見せるんだ

この殺伐とした空気と疲労感。そのイラストをもう一度だけ拝んでおかなければ身が持たない…頼む……


「ジャッカロープ効果で(ペラッ)」



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あらららら〜〜〜〜^^^




あまりのかわいさに「効果見ても良いですか」宣言し、一時的にこの合法イラストを手に入れた。1秒ほどイラストをガン見




そして先程と同じようにサイコロを渡される。「1〜5で」




へっへっ。再びイラストを確認しておくためにも、ここはピンポイントでジャッカロープを引き当ててみせる。


それに未界域は当てられ続けると苦しそう




ジャッカロープを当てると「イラストを確認できる」「別のカードが落ちるのを阻止」と一石二鳥。これは当てるしかない





うおおおおおおおお!!!!!!コロコロ…




「4ですね…1、2、3、4枚目。これです(ペラッ)」







こい!ジャッカローーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
























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いや、怖っっっっっっ





誰なんだ。怖すぎる。先程のフワフワモフモフのジャッカロープを返してくれ




普通にトラウマになる。

どうして可愛らしいレベル3獣族ではなく、ツギハギまみれのレベル7機械族……





もうモチベ0。やる気出ませんわ。ハァ〜〜終わり終わり











「じゃあジャッカロープ特殊して1ドローで」


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は?かわいい



そうか。外れたら出てくるのか。

結果オーライ🙆





「トロイメア効果で。対象ジャッカロープ」

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その猛烈な化け物で、天使のような生き物を対象に取らないで欲しい



そこから何か落ちて、落ちた何かの効果でスッケルツオウルみたいな名前の何かが出てくる


「リンクで」

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う、う〜ん……ジャッカロープの方が好きかな……





(完)

※ちなみに負けました。ジャッカロープよ、永遠なれ……♡

一週間前に隕石の初体験をしてマインドクラッシュした


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タイトル通り以外の何物でもないのだが、ちょうど先週頃にニビルを食らった




「別に不思議でもない。ニビルは、あまりに過剰な展開を抑止する為にも必要」



それは疑いの余地なくそう思う。







そう思うが、筆者はそれが初めての「ニビル打たれマシタ体験☆」だったのだ



つまり、ニビルの効果判明時も「ゆーて笑。流行らんやろワラ」状態だったし。


ニビル来日後も「ドラゴンリンクはニビルを一切警戒していない。故に、大丈夫✋」




こんな感じの思考停止に陥っていた。





大丈夫だ。今だってニビルを食らっていないし、今後も大丈夫。




「ニビル食らったけどヤバすぎでしょ。遊戯させる気ない」




みたいなツイートを見てしまっても、限りなく音速を超えた指の動きでスワイプし、そのツイートを画面外に追いやった。











なのに。







先週頃、カードショップにてフリーをしている中。


「このデッキ、サイバースに遊戯させる気ないからヤバそう」


などと言われつつも、脳が停止していた筆者は「でも未だニビルを食らっていないし余裕。無敵。愚かw」と思考しながら、特殊召喚が5回で済むはずのないテーマ【コードトーカー】で挑み。







「これでエクストラリンク。残った2体でマスカレーナ出します」

「エンドで」













相手が、ニヤニヤしている。





なんだ・・・? 悪寒がする







ニヤニヤしながら「メイン終了前、いいですか?」

















脳が、停止していた脳が。途端に再起動する。



先行1ターン目のメインフェイズに、それも完全なフリーチェーンで使えるカード。



頭の片隅で凝縮し「知らないフリ」をしていた「あのカード」。






それを無理やりに思い出させられた。











「・・・ょう前、いいですか?」






あ、あ、












「・・・ン終了前、いいですか?」








い、いやだ。











「メイン終了前、いいですか?」














嫌だ。一生「メイン終了前」のままを維持して生きていたい。



なのに













「発動で(ペラッッッッッ)」




















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※おれの脳内














残ったのは、少しだけ打点の高いトークン。







それでも、対戦前に「ニビル未だ食らってないんすよね〜w」「一応ケア札何枚か入れてるんで(早口)」などと宣っていたため、ここで緊張を悟られると小っ恥ずかしい。







いぶし銀な表情を浮かべながら「う〜んやっぱ持ってたか〜」などとまるで一進一退の攻防を行っているかのような言葉を発し。






「リンクスパイダー入れてれば、マイクロコーダーとで後続作れたかも!」などと無限に等しい遠吠えを発し。










まるで「返しで何とかなるか〜」とでも言いたげな、若干余裕ありますよフェイスでターンを渡した・・・

























ニビル。それは調子に乗りすぎた展開系を滅するためだけに生まれた災厄。








なので、姫やオルターといったデッキで遭遇することは殆ど無いだろう









だが。それでも。







「ヴァレソでワンキルしたろ」などと軽率に5回以上動いたが最後























「MEIN SYURYO MAE IDESUKA?」




次は、貴方に降り注ぐかもしれない────


(おわみ)

隕石落下を前に、気の触れたサイバース族テーマ【コードトーカー】に出来る事とは

コードトーカー

とは理解不能な「サイバース族」たる種族で塗り固められた、類を見ない効果なんすかテーマである。





その動きとしては、エクストラゾーンを略奪してニヤニヤと笑う最悪の戦法「エクストラリンク」

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エクストラリンクをして、ただニヤニヤするだけ。犯罪者予備軍



また、無限に飛んでくる手札誘発は二種類の「指名者」によりぶちのめせるし、「灰流うらら」は「増殖するG」を一匹残らず滅ぼし尽くす




そんな、テーマ

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満を持さずして登場した第4の手札リンク「コード・エクスポーター」について

はじめに

当ブログを開いて頂き、感謝の極みです。初めての方ははじめまして。オオニシと申します


さて、いつも読んで頂いている方は「冒頭部分が丁寧が過ぎないか?極めて不快な文脈。極めて不快な文脈以外の何物でもない」と思われるかもしれません。




この度、カーナベル様の情報サイト「ガチまとめ」にてゲストライターとして記事を執筆してもらえないかという依頼(?)が来まして。

承認欲求の塊、いわば「生命をもった承認欲求」である自分としては、大変嬉しい案件なのです。

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最強ジャンプ11月号での「リングリボー」収録に伴う事前知識の共有


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前置き

先程、スターライト速報が更新された。内容としては




最強ジャンプ11月号」にて《リングリボー》が収録!!!

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ひどく興奮した。部屋で一人「んおおおおおおおおおおおおおおおおおおお♡♡♡♡♡」と、申し訳ないが叫ばせて頂いた。


ちなみに窓は、空気入れ替えの為に全開させていた





「何故興奮しているのか。ついに気が触れたのか」と思われても無理もない。


よって本記事では、その理由を事細かに書き連ねようと思う





リングリボーとは

アニメ「遊戯王VRAINS」にて登場した。その効果は

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あくまでもアニメ版の効果なので、効果が変更される可能性は否定できない。




しかしながら、もし殆ど変わらず収録されたならば。

罠を、無効にして除外できる。


サイバース族テーマ【コードトーカー】において、絶望といえる罠カードセンサー万別をぶち壊せるのだ




やった…ついにセンサーをも克服できた……

栄光に手を伸ばせる程のパワーを手に入れられる。



もはや怖いもの is 無い







一抹の不安

サブタイトル通りだが、多少の不安は残る。


「罠を無効にする効果」「リンク素材の緩さ」、この二点こそがリングリボーの強みであるが、アニメ版とOCG版で変更されたりしないだろうか・・・


これに尽きる。出来ればアニメ版効果のまま。即ち無修正



無修正がいい。

この純粋無垢な気持ちを伝えるべく、遊戯王OCG事務局のお問い合わせメールに「先程のヤツですが、自分としては無修正が好きなので、そのように手配をお願いします」と送り付けようか、今も迷っている





終幕

ここまで書いてなんだが、結局のところ「リングリボーのOCG効果は未判明」この事実がある限り、これ以上書くことも出来ない


効果が判明していないのだから、そもそも何を書けばいいのかも不明。


「文字」という極めて自由な情報を、雑多に並べることで記事に見せかけた狂気を演出しえた。






だとするなら。











この記事を書いた「書き手」と、








この記事を読んで頂いた「読み手」













両者が使用した、この数分という時間。














一体









何だったのだろう───────

(ここで「世にも奇妙な物語」のエンディングメロディが流れる)